2022年上半期の岡山・香川ニュース振り返り 瀬戸芸・木下大サーカス…印象的だった出来事は?

2022年に岡山・香川で起きたさまざまなニュースを振り返ります。また、Park KSBアプリでは、皆さんの印象に残ったニュースをアンケート調査。そのTOP3も発表します。今回は上半期です。

2021年は中止が相次いだ成人式

2021年は岡山市などで中止が相次いだ成人式。2022年は感染症対策をとりながら各地で行われました。

笠岡市の場合は、2021年できなかった成人式を1年遅れで開催しました。

(参加者は―)
「延期になって21歳で迎えることになったんですけど、結果的に(成人式を)迎えることができてよかったです」

ちなみに民法の改正によって、4月からは成人年齢が18歳に。2023年は「二十歳のつどい」に名称を変えて行う自治体が多いようです。

子どもを巡る事件

注目の裁判の判決が言い渡されたのも1月でした。

2004年に、津山市で小学3年生の女の子が殺害された事件で1審の岡山地裁は被告に無期懲役の判決を言い渡しました。2審も1審判決を支持、弁護側が上告しています。

そして、またも子どもを巡る事件が起きました。

(近所の人は―)
「泣き声わんわんわんわん、小さな子が泣きょんじゃろう一生懸命。それでも出さんって」

1月、当時6歳の女児が死亡。幼い娘に虐待行為を繰り返し死亡させたとして逮捕されたのは、実の母親と交際相手でした。

児童相談所は2019年から虐待の通告を受けていましたが、事件を防ぐことはできませんでした。

(岡山市/大森雅夫 市長)
「対応をもう少し変えていれば違った結果かもしれない。二度とこういうことが起こらないように、予算編成、提言を踏まえて的確に判断したい」

ロシアによるウクライナ侵攻 岡山・香川でも支援の動き

2月、ロシアによるウクライナ侵攻が始まると、岡山・香川でも、ウクライナの国花「ヒマワリ」を通じた支援やウクライナカラーの電車など、支援の動きが広がりました。

3年に一度の芸術の祭典「瀬戸内国際芸術祭」

4月、3年に一度の芸術の祭典、瀬戸内国際芸術祭が開幕。今回は感染症対策を取りながらの開催となりました。

(野口真菜リポート)
「検温と体調確認を終えるとリストバンドを受け取ることができます」

春・夏・秋、合わせて105日間で訪れたのは延べ72万人あまり。過去5回で最も少なかったものの、岡山・香川でも徐々に観光客の姿が見られるようになりました。

四国金毘羅ねぷた祭り

香川県琴平町では「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の代わりのイベント「四国金毘羅ねぷた祭り」が1年遅れで開催されました。巨大なねぷたを一目見ようと通りには多くの人が詰めかけました。

(祭りに訪れた人は―)
「四国で見ることはまずないと思っていたことが、こういった観光の町の琴平町で見られたっていうのは、本当に良かったです」

B1昇格をかけたプレーオフに挑んだ香川ファイブアローズ

こちらも多くの人が見守りました! バスケットボールB1昇格をかけたプレーオフ!

勝った方が昇格という大一番を、シーズン最多、2000人近いブースターが見守りましたが……惜しくもB1の切符をつかむことはできませんでした。

印象的なニュース 2022年上半期TOP3は?

そんな上半期、皆さんが印象に残ったニュースをPark KSBアプリで聞いてみました!

◆第3位:木下大サーカス 4年ぶりに地元・岡山で公演

第3位は、4年ぶりに開かれた「木下大サーカス」の岡山公演。

(お客さん)
「自分が子どもの頃に来たのが最後で、この子が生まれて来られてうれしいです」

コロナ禍の影響が収まらない中で久しぶりの地元でのパフォーマンス。アンケートには「なかなか公演ができなかった状況でよく岡山でしてくれた! って感謝感動です」など喜びの声が寄せられました。

◆第2位:共通テスト問題流出 丸亀警察署に女子大生が出頭

第2位は、大学入学共通テストの問題が外部に流出した事件を巡って、19歳の女子大学生が香川県警に出頭したニュースです。「良くも悪くも時代も技術も進んでいるなと感じた」などの意見が寄せられました。

◆第1位:年明け早々 岡山・香川でオミクロン株確認

(香川県/浜田恵造 知事[当時])
「オミクロン株であるということがゲノム解析によって確定いたしました」

最も多くの人が「印象的」と答えたのが、岡山・香川で「新型コロナのオミクロン株」が確認されたニュース。

「そろそろ終結するかと思っていたのにまだまだで驚いている」「毎日、感染者が爆上がりしていくのも恐怖があった」などの声が寄せられました。

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