時計・貴金属の販売買取店での強盗殺人未遂事件 広島県警が捜査本部を設置 発生から5日で捜査に大きな進展なし

今月21日、広島市の店舗兼住宅に複数の男らが押し入り、住人を縛るなどしたうえ、現金などを奪った強盗殺人未遂事件について、広島県警は26日、60人態勢の捜査本部を立ち上げたと発表しました。

事件は21日、広島市西区にある時計や貴金属の販売買取専門店を営む店舗兼住宅で起きました。警察によりますと、午後7時半ごろ、複数の男らがこの店舗兼住宅に押し入り、住人を縛るなどして暴行し、現金などを奪ったということです。

午後8時ごろ、住人が「強盗が入ってけがをした」と通報したことで事件が発覚。

店舗兼住宅に住む親子3人のうち、49歳の男性が頭にけがをして意識不明に、父親(81)も軽いけがをしたということです。

捜査関係者によりますと、男らは犯行後、車で逃走したとみられていて、警察が付近の防犯カメラなどを捜査していますが、逃げた男らの行方は今も分かっていません。

26日警察は、刑事部長を捜査本部長として、管轄する広島西警察署に捜査本部を設けました。

警察は捜査本部設置について、▼悪質・凶悪な事件で社会的関心が高いことに加えて、▼容疑者が当初発表の3~4人よりも多い可能性があること、▼被害男性に事情聴取ができないため、事件当時の状況や犯行の手段、被害品の特定に至っておらず、捜査に大きな進展がみられていないことなどを理由にあげています。

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