重厚な旋律 観客魅了 川南町モーツァルト祭

3年ぶりに開催された第20回記念川南町モーツァルト音楽祭

 国内外で活躍する音楽家と地元住民が共演する「第20回記念 川南町モーツァルト音楽祭」(実行委主催)は22~26日、同町のサンA川南文化ホールを主会場に開かれた。新型コロナ感染拡大の影響で3年ぶりの開催。メインの音楽会は、重厚かつ美しい調べで来場者の感動を誘った。
 24日に同ホールであったコンサート1は、第15回記念として制作し初演した交響詩曲「伊東マンショ~時を超える祈り」、第1回音楽祭で演奏したモーツァルト作曲「戴冠式ミサ」などを演奏。
 過去12回出演したアンナマリア・パーマーさん(ソプラノ)、日本モーツァルト青少年管弦楽団や地元合唱団らに対し、大きな拍手が送られた。
 25日の演奏会では地元中高生が共演。子ども向けの無料コンサート(26日)、一流音楽家によるレッスン(22~25日)も展開、地元に密着した音楽祭の節目を彩った。

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