Tカード使ってトライフープ応援 1月から発行、ポイント自動寄付

応援型TカードをPRする(右から)岡田選手、中島代表、横江取締役、松尾社長

 バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)のトライフープ岡山、Tポイント事業のCCCMKホールディングス(東京)、広告業などの山陽新聞事業社(岡山市北区柳町)は、チームの支援につながる「応援型Tカード」を来年1月7日から発行する。買い物で得たポイントが自動でチームに寄付され、運営などに活用される。26日、同市内で記者会見を開いた。

 全国の事業加盟店で買い物し、カードを提示すればポイントが付与される。付与率は税抜き200円につき1ポイントなどで、店によって異なる。1ポイント1円に換算され、システム手数料3割を差し引いた全額が随時チームに寄付される。カードはホームゲーム会場や山陽新聞社サービスセンター(同所)で、550円で発行。会員登録して利用する。

 取り組みは、Tポイント事業の営業代理店を担う山陽新聞事業社が、スポーツを通じて地域を活性化させようとトライフープに働きかけて実現。寄付金は、試合会場を盛り上げる演出など来場者の満足度向上に役立てる。カードの絵柄にはマスコットキャラクターのトライプを採用した。

 会見で、トライフープの中島聡代表は「日々の買い物でチームを応援してほしい」、岡田陸人選手は「ファンと共に2部昇格を目指し、プレーや会場イベントで恩返しできれば」と話した。CCCMKの横江正治取締役は「岡山県内80万人の既存会員にも利用を促したい」とし、山陽新聞事業社の松尾政典社長は「スポーツを通じ、交流人口の増加やまちづくりの推進につなげたい」と述べた。

 応援型Tカードの発行はBリーグ2例目、西日本のスポーツチーム初となる。

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