陳内将がクリスマスにカレンダー発売イベントを開催。「さまざまな職業に扮した僕を見て日々を楽しんで!」

MANKAI STAGE「A3!」(夏組リーダー:皇天馬役)をはじめ、数々の2.5次元作品で人気キャラクターの好演や、映画「HiGH&LOW」シリーズ、ドラマ「あいつが上手で下手が僕で」(日本テレビほか)などの映像作品にも多数出演する俳優・陳内将。このたび発売された2023年4月始まりの「陳内将2023.04-2024.03カレンダーブック」の記念イベントが、都内で行われた。

会見に登壇した陳内は、「前回の2022年に続き、今回も2023年のカレンダーブックを出させていただいたのですけど、前回のものとは手触りが全然違い、また、カメラマンの方も変わったことで、僕の撮り方というのが違っているなと思いました。今作だけでももちろん楽しんでいただけますし、そういった点で、以前のカレンダーと手触りや僕の表情、コンセプトの違いなどを比べて楽しんでもらうのもいいのかなと思っています」と、完成したカレンダーブックを手に取った感想を教えてくれた。

今作は、バックパッカーが主人公の物語のテイストで1冊を構成。旅する陳内が、旅をする陳内が、道中でさまざまな職業を経験したり、時には休んだりと、1年を巡るイメージとなっている。

今回のカレンダーについては、「まだコロナ禍も抜け切れていなく、どことなく憂鬱で会社へと向かう一歩が重いと感じる人も多いと思います。そんな人たちがこのカレンダーを見た時に、陳内もこうやって頑張っているんだな、といったようなことを思ってもらえたら、お仕事が1日楽しくできるかなと思い、さまざまな職業に扮(ふん)しました。それに加えて、例えば、居酒屋さんやボルダリングをしている姿といった、仕事だけじゃない息抜きのページも用意していて、皆さんがそんな僕の姿を見て、日々を楽しんでもらえればいいなと思ってこのコンセプトにしました」とオン・オフの表情を捉えられているのも、このカレンダーブックの見どころだと語る陳内。

「居酒屋さんのカットでは、僕が19歳の時に上京して、アルバイトをしていたお店をお借りしました。当時僕に料理を教えてくれた人が、どこかわが子を見守るようなまなざしで撮影を見守ってくれていて、現場にいらっしゃったことがとても印象的でした。当時、上京したてのアルバイト生活のことも思い出したりして、個人的にはとても至福のひと時でした」と撮影を振り返った。

お気に入りのページに、白衣姿に身を包み医師に扮(ふん)したカットを挙げ、「役者として一度やってみたい役柄が、お医者さんでして。というのも、日頃絶対に使わないようなカタカナの難しい用語の羅列みたいなものを、40、50代とかになってちゃんと覚えられるのかなというのもあったりするので、若いうちにそういったお医者さんの難しいセリフとかに挑戦したいなということは、20代の頃から持っていた夢の一つなんです。このカットを見て、陳内に医者役をやらせようと思ってくださる方、よろしくお願いいたします(笑)」と自らをアピールした。

このお気に入りのカットで、眼鏡男子姿を披露している陳内は「衣装合わせの時に、たまたま置いてあって(笑)。“そこに眼鏡があったから”というように、自然なアイテムの一つとしてかけちゃったという感じなのですが、ただそのおかげでとてもお気に入りのカットになりました」とはにかんだ。

さらに、今年も残り1週間ほどとなったが、自身にとってどんな年だったかと尋ねられると、「お芝居で言うと、突っ走らせていただいた1年だったなと思います。主演作であったり、シリーズものの続編であったりで、座長のような、ほかの演者さんを引っ張る立場を経験させていただいた1年だったなと。その中でもコロナの影響で、一部中止になったりした作品もあり、お客様には寂しい思い、つらい思いをさせてしまったと感じることもあります。一方で、このようなカレンダーを通してのイベントを、僕の誕生日の1月16日に、前回のカレンダーのイベントをやらせていただいて、今年の締めくくりのクリスマスイブとクリスマスに、今回のカレンダーイベントでファンの皆さまにお会いできるといったように、寂しい思いをさせた分、イベントではお互い楽しい思い出を作れた1年だったかなと思います」とファンとの関係を大事にする、彼らしい答えが返ってきた。

そして、「来年はどんな年にしたいか?」という質問には、「来年は、35歳と区切りがいい年にもなるので、お芝居ではもちろん全力を注ぎつつも、ただただ突っ走るだけではなくて、ちょっとしたオフの日はもう少し肩の力を抜いて、35歳らしくと言いますか、休みの日の向き合い方を考え、立ち止まることによって見えるものや、生まれるものなども大事に探せたらなと思います」と話し、イベントを締めくくった。23年もそんな陳内の活躍に期待したい。

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