レース予想の参考にしたい守澤太志/松浦悠士/平原康多自身が語る強みとは!?【KEIRINグランプリ2022】

開催間近の「KEIRINグランプリ2022」出場選手に聞く意気込みとファンへのメッセージ

12月20日(火)、都内ホテル会場にて、「KEIRINグランプリ2022」ならびに「ガールズグランプリ2022」に出場する全16選手のリモート出演による「KEIRINグランプリ2022共同記者会見」が行われた。

本記事では、前回の記事で紹介した守澤太志選手(秋田・96期・4番車)、松浦悠士選手(広島・98期・5番車)、平原康多選手(埼玉・87期・6番車)に続き、「KEIRINグランプリ2022」に出場する計9選手に行ったインタビュー内容を車番順に紹介する。

■新田祐大 選手(福島・90期)
7番車

(公財JKA提供)

―ナショナルチームとして昨年の東京オリンピックで一区切りをつけ、今年は競輪選手としての結果を求める中での寛仁親王牌制覇、そしてグランドスタムを達成されました。大きなけがもありましたが、今年1年を振り返っていかがですか?

(新田)波のある1年でした。グランドスラム達成については、勝ち方や判定結果が出るまで時間がかかったことなどもあって、嬉しさはありますが(周囲が称えるほどの)そこまでの高揚感はありません。

―そうした1年を過ごされて、またこれまでの経験や努力に基づくものとして、現状でご自身が考えるストロングポイントはどこでしょう?

(新田)やはりダッシュ力ですね。

―それでは最後にGPに向けての意気込みをお願いします。

(新田)今回のGPは実質入場制限もありませんし、非常にたくさんの方が見に来て下さると思います。実際に生で競輪を見られるいい機会だと思いますので、北日本4人の結束をお見せしたいです。

■佐藤慎太郎 選手(福島・78期)
8番車

(公財JKA提供)

―今年は調子が上がってきては落車などでの怪我の繰り返しで、ご自身としてもままならない部分があったかと思います。その中でも記念開催を二度優勝などの結果を残して、4年連続のGP出場を決めました。振り返ってみてどんな1年でしたか?

(佐藤)百点ではないが合格点の年でした。落車についてはつきものですし、もらい事故のような落車もあって、こんなこともあるよなぁと。ただ、3カ月連続での怪我は過去に経験がなかったので、今もいろいろ試しながらやっています。

―そんな中で佐藤選手ご自身が考える、強味とはどこでしょう?

(佐藤)GPに関して言えば、過去にGPを優勝していて、何が何でもって気持ちがないところでしょうか。無欲で臨めるというか。

―では最後に、佐藤選手の最年長優勝記録達成を願う、全国の数多くのファンに向けてひと言お願いします。

(佐藤)世の中のオヤジたちの励みになるような走りをお見せします。

■脇本雄太 選手(福井・94期)
9番車

(公財JKA提供)

―昨年の東京オリンピックでナショナルチームの活動にはひと区切りが付き、今年は本来の競輪選手として結果を求められた1年だったかと思います。それに見事に応えてG1を2勝。ご自身としてはこの結果はいかがですか?

(脇本)オリンピックが終わってから大きな怪我をして戦線離脱しましたが、今年の2月に復帰してGⅠも優勝できて満足はしています。ただ怪我は完治はしていないので、現状維持でGPも戦いたいですね。

―そうした怪我を抱えつつも現在「先行日本一」としての力は周囲も認めるところです。ご自身では自分のストロングポイントをどうお考えですか?

(脇本)トップスピードを活かした先行にあると思います。しかしレースでは警戒も対策もされるので、そこにどう対応していくかがGPでもポイントになりそうです。

―では最後に脇本選手の優勝を願うファンの皆さん、そしてGPに向けての意気込みをお願いします。

(脇本)今年はGPにまた出場できて、ワンツー率も高い古性選手も一緒ですし、二人で連係して今年を締め括りたいです。応援よろしくお願いします。

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