都立高校で予備校講師が無料で授業 東京都、生活厳しい生徒の受験を支援へ

東京都教育委員会は経済的な事情で十分な受験対策ができない生徒のため、2023年度から都立高校に民間の予備校講師を招いて受験を支援する方針を明らかにしました。

都教育委員会によりますと、支援の対象は進学指導推進校に指定されている都立高校15校で、大学進学のために予備校の講師を招いて講義を実施する方針だということです。経済的な事情で進学を諦める生徒を減らすのが狙いで、受講料は都教育委員会が負担するため「無料」です。講義は放課後や土日を中心に行い、配点が高い英語や苦手な生徒が多い数学などを指導するということです。

この取り組みは2023年度から始める予定で、9000万円ほどの予算を計上する見込みです。

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