トヨタ 新型ヤリスクロスの中身を丸ごと紹介! 価格や内装、オススメグレードは?

トヨタのコンパクトSUVである新型ヤリスクロス。人気のあるコンパクトSUVというカテゴリーでグレードも豊富なヤリスクロスの価格や内装、外装、グレード諸元やオススメグレードなどを細かくご紹介します。

トヨタ ヤリスクロス ガソリンの4WDは、路面状況に応じて3つの走行モードから選択できる「マルチテレインセレクト」、ハイブリッドには電気式4WDの「E-Four」が採用されています。

新型ヤリスクロスのおすすめポイント

1.スタイリッシュなデザイン

2.コンパクトサイズでありながら広い室内空間

3.多彩なグレード設定

新型ヤリスクロスのレビュー・評価

総合評価 3.8 ★★★★☆

良かった点

新型ヤリスクロスの外観(エクステリア)デザインは非常に評価が高いです。また、コンパクトクラスでは珍しい高めのアイポイントにより視界がとても良く、車両感覚が掴みやすいため非常に運転しやすいです。

気になった点

新型ヤリスクロスは内装(インテリア)について言及する声が多かったです。内装はインテリアがヤリスと同じで、コンパクトSUVらしくない所です。

シンプルなので、どうしても外観に比べてチープに見えてしまいます。

新型ヤリスクロスの基本スペック表

価格

新車価格:189万6000円〜293万6000円です。

新型ヤリスクロスの燃費・維持費

■2WD [HYBRID X] WLTCモード: 30.8km/L 市街地モード:31.4km/L 郊外モード: 33.5km/L 高速道路モード: 29.0km/L

1.5Lダイナミックフォースエンジンのガソリンモデルと、リダクション機構付のTHS IIが付いた1.5Lダイナミックフォースエンジンのハイブリッドモデルがあります。

新型ヤリスクロス 2WDの維持費は年間概ね31万円、月ごとにすると2.5万円程度になります。

新型ヤリスクロスの人気の理由のひとつは、コンパクトSUVであることです。 通常のSUVはオフロードに特化しているため、サイズが大きくなる傾向があります。しかし新型ヤリスクロスはボディサイズが小さく小回りが利きやすいコンパクトSUVであるため、街中での運転に便利です。

新型ヤリスクロスの発売日と納期の目安

2020年8月31日発売です。2022年8月8日に一部改良が施されています。

納期は現状(2022年12月6日時点)、注文してから半年以上です。

新型ヤリスクロスのおすすめポイント解説

1.スタイリッシュなデザイン

新型ヤリスクロスの外観(エクステリア)デザインは、欧州のコンパクトSUVに近いです。シトロエン一族のDSオートモビル DS3クロスバック、プジョー 2008、あるいはボルボ XC40などに通じる、塊感の強いボディ形状です。

またフェンダー付近はレクサス UXにも似ており、最近流行りのSUVの形状を巧みに取り込んでいます。

2.コンパクトサイズでありながら広い室内空間

新型ヤリスクロスの室内空間は室内長1845mm×室内幅1430mm×室内高1205mmです。コンパクトサイズでありながらゆとりのある空間が特徴です。リアシートに大人が座ったときでも、膝回りの空間にゆとりがあります。頭上のスペースにもゆとりがあるので圧迫感も少ないです。

ヤリスクロスの前席, ヤリスクロスの後席

もちろん、ミドルサイズSUVであればさらに空間は広がりますが、日々4人乗車をしないようであれば新型ヤリスクロスも十分な広さを確保していると言えるでしょう。

3.多彩なグレード設定

新型ヤリスクロスは2022年の一部改良でZ”Adventure”とGR SPORTの2グレードが追加され、ガソリンとハイブリッド含め10グレード、2WDと4WDが設定されているので全20モデルが用意されます。

価格や燃費もモデルによって異なるので、それぞれのユーザーの使い勝手に合わせて選択することが可能です。

外観(エクステリア)

新型ヤリスクロスの外観はヤリスの名前を冠していますが、独自モデルの風格があります。ヤリスはコンパクトハッチらしいキリッとした顔つきが特徴的ですが、新型ヤリスクロスはどこかもう少し癒やし系。街に馴染む優しさをも併せ持っています。

対してリアビューはヤリスにも、そしてどこかハリアーにも似た強さがあります。ボディカラーのバリエーションもスモーキーカラーが用意されるなど、トレンド感もしっかり取り入れています。

新型ヤリスクロスのリア

内装(インテリア)

新型ヤリスクロスの内装(インテリア)はシンプルで機能的なデザインです。

運転中に触れるスイッチ類やメーター、センターディスプレイは、比較的高い位置にレイアウトされているので、運転中の視線移動が少なく済みます。

新型ヤリスクロスのインパネ

後部座席

新型ヤリスクロスのリアシートに大人が座ったときでも、膝回りの空間にゆとりがあります。頭上のスペースにもゆとりがあるので圧迫感も少ないです。大人4人が乗車する機会が多いと少し手狭に感じるかもしれませんが、たまに使用する分には困らないだけの広さを確保しています。

燃費

新型ヤリスクロスの燃費で特筆すべきはやはりハイブリッドです。上級グレードのHYBRID X(2WD)であればWLTCモード27.8km/Lを記録します。街だけでなく、高速道路を頻繁に使用する人ならさらに燃費の良さを実感できることでしょう。

安全装備

新型ヤリスクロスにはトヨタセーフティセンスが標準装備されます。

内容としてはプリクラッシュセーフティ(衝突軽減ブレーキ)、レーントレーシングアシスト(車線逸脱防止)、レーダークルーズコントロール(追従機能)、オートマチックハイビーム(ハイビームとロービームの自動切り換え)、ロードサインアシスト(標識の見逃し防止)の機能です。

新型ヤリスクロスのおすすめグレード

ハイブリッドZ

新型ヤリスクロスには2022年8月8日に一部改良を経て、Z”Adventure”(233万1000円〜270万5000円)とGR SPORT(236万7000円〜275万円)を用意しています。Z”Adventure”はアグレッシブなスタイルが特徴、GR SPORTは走りを追求したそれぞれ個性的なモデルです。その中でお勧めするのが上記の2台(ハイブリッドモデル)より安価なハイブリッドZ(260万6000円)です。ハイブリッドZはその下のグレードとなるハイブリッドGと比べると、価格差は19万円あります。ハイブリッドGに比べて装備面ではプロジェクター式フルLEDヘッドランプやシートヒーターが運転席と助手席に備えられ、合成皮革+ツィード調ファブリック(ブラウン)が設定されます。いずれも高級感のある装備となるので、価格差以上の満足度が得られるのではないでしょうか。

また、ハイブリッドなので燃費もWLTCモードで27.8km/Lと高く、使い勝手の良いモデルです。

新型ヤリスクロスのカラーバリエーション

新型ヤリスクロスはこんな人におすすめ

・経済的な車が欲しい方

・軽だと物足りない方

・通勤、買い物、旅行も楽しめる万人受け

【筆者:MOTA編集部 カメラマン:トヨタ自動車/MOTA編集部】

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