「どうする家康」松本潤、杉野遥亮、板垣李光人が家康の誕生日を祝う「誕辰祭」に参列

NHK総合ほかで2023年1月8日にスタートする大河ドラマ「どうする家康」(日曜午後8:00、初回は15分拡大)で主人公・徳川家康を演じる松本潤、徳川家臣団の榊原康政役の杉野遥亮、井伊直政役の板垣李光人が、静岡県の久能山東照宮で行われた、家康公の誕生日を祝う式典「誕辰祭」に参列した。

「どうする家康」の脚本は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズ(ともにフジテレビ系)などで知られる古沢良太氏が担当。誰もが知る歴史上の有名人である家康の生涯を、新たな視点で描いた波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント時代劇だ。

1542年、壬寅(みずのえとら)12月26日、三河国岡崎城で誕生した家康公。明治時代以降、久能山東照宮では、新暦の12月26日を家康公生誕日の縁日として、国家安泰・平和を祈願し「誕辰祭」を行ってきた。東照宮関係者で粛々と続けられてきたこの祭典は一般公開はされていないが、「どうする家康」で家康公が主人公となることから、今年は、家康公にゆかりの深い静岡市、浜松市、岡崎市の関係者も招かれ、3市の発展も祈願された。

松本は「久能山東照宮まで来る道すがら、青い空の下、富士山がすごく奇麗に見えて…家康公もこんな青空を見たのかな、と感慨深くなりました。放送まであと2週間あまりと迫ったこの時期、家康公の生誕480年を祝う記念すべき日を迎えられることに、不思議な縁を感じますし、祭典に参加させていただき光栄です」と、いよいよ初回放送が近づく中での、「誕辰祭」への参加に感慨深げ。

静岡は何度も訪れているそうで、「そのたびに、この土地でいかに家康公が愛されているか、今も大事にされているかをひしひしと感じます」と話し、「祭典の間は、世界中でさまざまなことが起きるなか、家康公が願った平和な世が1日でも早く訪れるようにと祈らせていただきました。静岡の皆さんの大好きな家康公を大事に演じますので、来年1月8日から始まる1年間の放送を、最後までご覧いただけたら幸いです」とアピールした。

杉野は「初めて久能山東照宮に参拝したのですが、東照宮自体はもちろん、ロープウエーで向かう時から、土地の持つパワーに『うわっ』と圧倒されたんです。今日、何かに“呼ばれて”ここに来たのかもしれない、という気持ちになりました」と感じたものがあったことを伝え、「霊廟(れいびょう)の前では、家康公に『徳川四天王の1人、榊原康政を演じさせていただく杉野遥亮です。どうぞよろしくお願いします』と自己紹介をして、これまで以上に真摯(しんし)に撮影に臨みたいと、気持ちを新たにしました」と心境を明かす。そして、「僕自身、ドラマが始まるのを心から楽しみにしているので、皆さんも僕と同じように心待ちにしてくださるとうれしいです」と呼び掛けた。

板垣は「僕は先日、撮影が始まったばかりなんです。個人的に井伊直政お墓参りはさせていただいていたのですが、まさに『いよいよこれから』の僕にとって、家康公の誕生日を祝う今日この日に、東照宮に伺えたことに運命的なものを感じます。しかも、松本さん、杉野さんと3人で家康公ゆかりの地を訪れる機会なんてめったにないと思いますので、貴重な経験をいただけたなと」と率直な感想を述べ、続けて、「現場では、松本さんが『好きにやっていいよ』と言ってくださって、とてもリラックスして撮影に臨めています。これから自分がどう直政を描いていけるのか楽しみですし、視聴者の皆さんにも見守っていただければと思います」と期待を持って撮影に臨んでいる。

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