イギリスの三脚・カメラバッグメーカー「3 Legged Thing」の国内販売開始

銀一株式会社は、イギリスの三脚・カメラバッグメーカー「3 Legged Thing」の取り扱いを開始した。

3 Legged Thingとは

2010年に設立された3 Legged Thingは、イギリスのベッドフォードシャー州スタッグスデンの、とある鶏舎を改装して造ったオフィスに拠点を構える三脚メーカー。機材コレクターでもある設立者のダニー・レニハン氏は、自身が収集した三脚からインスピレーションを受け、新たなフォト業界のスタンダードとなり得るカメラ向け三脚の設計に着手したという。また、従来の常識にとらわれないカラフルなカラーリングを取り入れた三脚を発案し、ブランドの進化とともに「なくてはならない」特徴として確立した。

そして、手荷物としてコンパクトに持ち運べるトラベル三脚を開発する中、試作品の脚パーツをセンターコラムとして組み込んだことがきっかけで、センターコラムを複数段にする"マルチセクションコラム"のアイデアを思いついたという。

これを基に作られたプロトタイプは、美しく仕上げられたアルマイト、3段のセンターコラム、手荷物として持ち運べるサイズでありながらも2m以上伸ばせる画期的なトラベル三脚として誕生し、伝説的なロックバンド「クイーン」のメンバー、ブライアン・メイにちなんで「ブライアン」と名付けられた。

以来、そのユニークな構造と技術を活かし、マルチセクションコラムや高い耐荷重性能を備えた、数々の三脚を開発。現在は三脚だけに留まらず、雲台やカメラプレート、カメラバッグなど、撮影をサポートする幅広いラインナップを展開している。最も技術的に進んだカメラサポートシステムを追求し、高い品質を誇る製品を次々に生み出している。

レジェンズ バッキー(ブロンズ)

3 Legged Thingの技術とアイデアが光る「三脚」

3 Legged Thingは、これまでにない三脚を作るべく、鮮やかなカラーリング、高い耐荷重、豊富な撮影スタイルに対応できるさまざまな機構など、他に類を見ない要素を含んだ製品を開発している。個性あふれる外見と、質実剛健な造りを併せ持っている。

トライマウントプレート

三脚上部には、さまざまなアクセサリーを取り付けるための6つの1/4インチネジ穴と1つの3/8ネジ穴(レジェンズレンジ・プロレンジに搭載)、またストラップなどを取り付けられる3つの凸型ループを備えている。

マルチセクションコラム

センターコラムに複数段を設けることで、コンパクトな収納が可能になっている。また、コラムは取り外し可能で、上下反転させることでローアングルからの撮影ができる。

荷重重量比

三脚の耐荷重は一般的な三脚の4倍以上。また、三脚本体の平均重量と平均耐荷重の比率が1:17と、本体重量に比べて耐荷重性能が非常に高い。

取り外し可能な脚部

三脚の脚はいずれも取り外しができるので、一脚やブーム、照明用アーム、自撮り棒など、さまざまな使い方が可能。また、三脚用アクセサリー(別売り)を使用することで、簡単に卓上三脚へ変身する(パンクス パティを除く)。

カーボンファイバー

カーボン三脚には、150℃で3時間硬化させてから37℃で7日間休ませた、高純度なカーボンファイバーを8層重ねた炭素繊維強化プラスチックを使用している。

パラレルロック

ナットロックに比べて幅広く作られており、回しやすく、握りやすい構造。また、剛性と安定感を高めるために、各パラレルロックにある程度の重さを持たせて、重心を下げるように作られている(レジェンズレンジ・プロレンジに搭載)。

互換性のある三脚用アクセサリー

さまざまな地形での撮影に対応できるように、豊富なアクセサリーを用意。岩場などの複雑な地面や、雪上などの柔らかい接地面など、いかなる場所でも安定した撮影を可能にするという。

撮影をサポートする3 Legged Thingのラインナップ

三脚、一脚

ユニークな構造と技術、高いデザイン性を兼ね備えた三脚は、使用機材や用途に合わせてさまざまな種類がある。また、汎用性と耐久性を重視して設計された一脚シリーズも取り揃えている。

ボールヘッド、Lブラケット、アクセサリー

高い耐荷重性能とスムーズな操作感を備えたボールヘッドや、汎用型のLブラケット、カメラごとに専用設計されたLブラケットなども、高い品質を誇るという。

カメラバッグ

3 Legged Thingの姉妹ブランドで、常識に囚われないカメラバッグ作りを目指す「Toxic」では、機材収納力と保護性、快適な装着性、プロフェッショナルな現場で求められる耐久性を盛り込んだスタイリッシュなカメラバッグを取り扱っている。

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