宮島の商店街 新年を迎える準備、着々と… 「厳島いろは」リニューアルオープン

厳島神社の大鳥居が改修工事を終えた宮島の商店街では、初詣客を迎える準備が着々と進んでいます。

改修工事を終え、朱色の堂々とした姿が戻った厳島神社の大鳥居…。

厳島神社藤井幹也権禰宜
「お正月もございますので、こうしてよみがえった大鳥居をご覧頂きまして、清々しい気持ちで、またご参拝を頂ければと思います」

宮島の商店街でも、新たな鳥居と共に初詣に来る人たちをしっかりおもてなししようと、準備に力が入っています。

こちらは手作りの箸を販売する「遊膳」です。新年を前に来年の干支・卯をモチーフにした箸がずらりと並びます。

手作り箸工房遊膳田中恵さん
「新年に新しくお箸を替えると、縁起がいいとされていますので、ぜひ来年の干支、卯のお箸で新年を迎えてみるのもおすすめです」

こちらはもみじの色が鮮やかな「もみじサイダー」が店頭に並ぶ「博多屋」です。大鳥居がお目見えした18日からは、新旧の大鳥居が箱にデザインされたもみじまんじゅうが期間限定で販売されていて、人気を集めているということです。

博多屋 博多于明さん
「記念としても買えますし、感謝と希望が両方とも入るのが、高く評価をいただいています」

そして宮島表参道商店街の中に、23日、歴史ある旅館の風情は残したままリニューアルオープンしたのが「厳島いろは」です。

リニューアルのポイントのひとつが、2つの部屋を繋げ完成した「ラグジュアリースイートルーム」です。

100㎡を超える室内からは、新しくなった大鳥居を一望することができます。広島マツダのグループ会社が運営し、主なターゲットは高所得者層や海外からの層で、観光需要の喚起につなげたいとしています。

広島マツダ 松田哲也会長
「たくさんのお客さんに来てもらって、この町が宮島が元気になるように寄与していきたい」

宮島観光協会では来年の三が日の来島者数を今年の1.5倍の12万人と見込んでいます。

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