<レスリング>2023年「UWW History Makers of the year」に須﨑優衣(キッツ)

 世界レスリング連盟(UWW)は、2023年の「UWW History Makers of the year」に、世界のグランドスラムを達成した須﨑優衣(キッツ)を選出した。

 須﨑は10月にU23世界選手権(スペイン)で優勝。カデット(現U17)、ジュニア(現U20)、シニアの各世界選手権とオリンピックを含めて世界の主要5タイトルを初めて制覇した。

 他に、アルバニアから初の世界王者に輝いた男子フリースタイル57kg級のゼリムハン・アバカロフ、キルギスから初の世界王者に輝いた男子グレコローマン77kg級のアクジョル・マフムドフと同60kg級のジョラマン・シャルシェンベコフを選んだ。

 「UWW Rising Stars of the Year」には、男子フリースタイル65kg級のラフマン・アモウザッカリリ(イラン)、女子72kg級のアミット・エロル(米国)、男子グレコローマン60kg級のエドモンド・ナザリアン(ブルガリア)を選出した。

 アモウザッカリリは20歳にしてアジア選手権と世界選手権を制覇。エロルは昨年の世界カデット選手権と世界ジュニア選手権の優勝に続き、今年は18歳にしてU20、シニア、U23の世界選手権で優勝した。

 20歳で欧州選手権2位のナザリアンは、世界選手権の決勝で敗れたものの、東京オリンピック銀メダルの文田健一郎、昨年の世界選手権3位のムラド・マンマドフ(アゼルバイジャン)らの強豪を破っている実績が評価された。

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