沖縄コロナ1237人 9月7日以来の1200人台「新たな波が来ている」(12月28日朝)

 沖縄県では、12月に入り新型コロナウイルスの新規感染者が増加している。27日の新規感染者1237人で、1200人超えは流行第7波(3月30日~9月30日)の9月7日以来。県は流行第8波と定義付けてはいないものの、感染症総務課の城間敦課長は「新たな波が来ている」と警戒感を示した。

 県対策本部が担う入院調整では、主に中南部地区で時間を要する事態が起きている。新規感染者の年代別では40代が211人と最多で、30代201人、20代179人、10代160人、50代156人などとなっている。入院患者は241人。

 今年1月は若者を中心に感染が拡大し、流行第6波となった。県は医療逼迫(ひっぱく)や容体悪化を避けるため、重症化リスクのある人はかかりつけ医や県発熱コールセンターの利用を促している。小児の病状に不安がある場合は子ども医療電話相談「♯8000」への問い合わせを呼び掛けたほか、軽症者は検査キットによる自己検査と市販薬を用いた自宅療養を求めている。 (嘉陽拓也)

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