【奈良の初詣2023】初詣は古都・奈良で!奈良の初詣特集

初詣は古都・奈良で!奈良の初詣特集【奈良の初詣2023まとめ】

奈良には長い歴史をもつ由緒正しい神社・お寺がたくさん。さらに世界遺産や国宝・重要文化財の宝庫でもあり、見どころが満載!

2023年は卯年(うさぎどし)。
うさぎのように前に向かって軽やかに跳躍する1年になるよう、新年のおまいりに行きましょう!

※正月三が日はどの寺社も大変な人出が予想されます。2023年の初詣も、混雑を避けておまいりしましょう。また、新型コロナウイルス感染状況により、行事内容や拝観時間、参拝ルート等が変更になることもあるので、各寺社の公式ホームページで確認してくださいね!

◆【長谷寺|桜井市】祈りの灯火に願いをこめて

奈良と三重県・伊勢を結ぶ初瀬街道を見下ろす初瀬山の中腹に本堂が建つ奈良県桜井市の『長谷寺(はせでら)』。

大晦日には長谷寺の参道から観音様までの道中を照らし出す「観音万燈会」が行われる。祈りの灯火が煌々と続く光景は厳かで、ひとつひとつの灯火に込められたしあわせへの願いが心を打つ。

元旦0畤には本尊十一面観世音菩薩像(重要文化財)の開帳法要が行われる。金色の観音様に新しい年がよき年であるよう手を合わそう。

観音万燈会は、12月31日は19:00~翌5:00、1月1日~3日は17:00 ~20:00。
1月1日~1月3日は入山料、駐車料金が無料。

長谷寺

【住所】奈良県 桜井市初瀬 731-1
【電話】0744-47-7001

◆【春日大社|奈良市】世界遺産、春日大社でお詣りを

1300年の歴史をもち、世界遺産「古都奈良の文化財」に登録されている奈良県奈良市の『春日大社(かすがたいしゃ)』。春日山原始林を背景に、自然と歴史を深く感じられる奈良を代表する神社として名高い。

奈良県で初詣参拝者数が最も多いことでも知られ、例年50万~100万人の人出があると言われる。

神秘的で格式高い朱塗りの美しい本殿にお詣りした後は、人が生涯を送る間に遭遇する様々な難所を守ってくれるとされる「若宮十五社めぐり」で様々なご利益を祈願しよう。

春日大社では、正月三が日を避けた分散参拝を呼び掛けており、おもな正月縁起物の授与も12月1日より開始している。

春日大社

【住所】奈良県 奈良市春日野町 160
【電話】0742-22-7788

◆【金峯山寺|吉野町】世界遺産・国宝「蔵王堂」で年越しを

奈良県吉野郡吉野町、吉野山の尾根上に高くそびえる『金峯山寺(きんぷせんじ)』。修験道の総本山としても知られる。

金峯山寺では、12月31日23時45分から世界遺産・国宝「蔵王堂」境内の鐘楼堂で参拝者が除夜の鐘をつくことができ、蔵王堂内では新年へのカウントダウンとともに鏡割りを行い、御神酒が振舞われる。

元旦0時より厳修される新春初護摩供は参拝自由なので、新しい年の始まりに護摩の火に当たって、一年の無病息災を願おう。

1月1日~3日は各日とも11時から世界平和・地球安穏・家内安全・身体健全を祈る修正会が執り行われる。

金峯山寺

【住所】奈良県吉野郡吉野町吉野山2498
【電話】0746-32-8371

◆【東大寺|奈良市】「奈良の大仏さま」に無息災病を祈る

「奈良の大仏さま」として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)を本尊とする奈良県奈良市の『東大寺(とうだいじ)』。

大仏さまは、普段は大仏殿の中に鎮座しており、外からお顔を拝むことはできないが、元旦は特別。年に数回しか見られない貴重な大仏さまの姿が見られるのだ。元旦の0時から8時までの間、大仏殿正面の観相窓が開かれ、外からも大仏さまのお顔を拝むことができる。

元旦0時から国宝 二月堂での初詣も可能。新型コロナウイルスの影響で参拝ルート等の行事内容が変わっているため、おでかけ前に東大寺公式ホームページでの確認をお忘れなく。

奈良の誇る大仏さまの堂々たる姿に新年の息災を祈り、清々しい気持ちで新しい年を始めよう。

東大寺

【住所】奈良県 奈良市雑司町 406-1
【電話】0742-22-5511

◆【壷阪寺|高取町】眼病封じのお寺で初詣

奈良盆地を一望におさめる壷阪の山に建つ奈良県高取町の『壷阪寺(つぼさかでら)』。

壷阪寺では、12月31日の23:45から25:30まで、参拝者が除夜の鐘を撞くことができる。壷阪の山に除夜の鐘が鳴り響き、新しい年の訪れを告げる。

さらに、重要文化財の三重塔などがライトアップされ、本堂前では先着300名に年越し厄除け雑煮がふるまわれる。12月31日夜の拝観料は無料。

1月1日~3日の11:00と13:30には、修正会(新春初祈祷会)が執り行われる。2023年は新型コロナ感染症の感染状況をふまえ、祈祷会終了後の餅まきと大福引き大会は中止だが、住職より祈願餅を参列した全員に配られる。

壷阪寺の冬は下界よりも厳しく、伽藍や大仏さまが雪で覆われることも。雪大仏が見られるかも。

壷阪寺

【住所】 奈良県高市郡高取町壺阪 3
【電話】0744-52-2016

◆【大神神社|桜井市】うさぎに縁の深い神社で初詣

日本最古の神社といわれる奈良県桜井市の『大神神社(おおみわじんじゃ)』。三輪山そのものをご神体とするパワースポットとして知られ、全国から参拝者が訪れる。

例祭である「大神祭」を崇神天皇が卯の日に始めて以来、卯の日をご神縁の日とするうさぎと縁の深い神社で、「卯年(うさぎどし)」の2023年は多くの参拝者が訪れることが予想される。

奈良県田原本町在住の日本画家柴田貴子氏による「干支の大絵馬」、なでるとからだの痛いところを癒してくれたり願いを叶えてくれるご利益があるとされる「なでうさぎ」、最大長さ8メートル・重さ400キログラムの「大注連縄」、高さ約5メートルもの「ジャンボ門松」など、風物詩ともいえる見どころがたくさん。

大神神社では、旧正月の松の内・旧七草(1月28日)を目途にした分散参拝を呼び掛けている。12月31日(土)から1月5日(木)まで、周辺道路の交通規制があり、交通公共機関のご利用がおすすめ。

大神神社

【住所】奈良県桜井市三輪1422
【電話】0744-42-6633

◆【橿原神宮|橿原市】日本はじまりの地で1年のはじまりを

第一代天皇である神武天皇が即位した、橿原宮。その宮址に建ち、日本建国の地として知られている奈良県橿原市の『橿原神宮(かしはらじんぐう)』。

橿原神宮のお正月は、1月1日午前0時に初太鼓が鳴り響き、1月1日~7日の間、開運招福・健康延寿などを祈願する新春初神楽祈祷が行われる。

高さ4.5メートル、幅5.4メートルの外拝殿の大絵馬は橿原市在住の日本画家 藤本静宏氏によるもので、太陽を背に前を向いて走り出すうさぎの姿が描かれている。動線整理にしたがって記念撮影もOKなので、お忘れなく!

正月三が日は大変な混雑が予想され、交通規制も行われる。分散参拝を心がけて、新しい年を日本はじまりの地、橿原神宮でスタートさせよう。

初詣時期の開門・閉門時間は以下のとおり。
2022年12月31日(土)6:30~2023年1月1日(日)22:00(最終参入 21:30)
2023年1月2日(月)~1月3日(火)6:30~20:00(最終参入 19:30)
2023年1月4日(水)~1月7日(土)6:30~18:00

橿原神宮

【住所】奈良県橿原市久米町934
【電話】0744-22-3271

◆【安倍文殊院|桜井市】卯年は文殊菩薩が本尊の寺院でお参りを

大化元年(645)に創建された日本最古に属する寺院である奈良県桜井市の『安倍文殊院(あべもんじゅいん)』。本尊は高さ7メートルを誇る国宝の文殊菩薩。

文殊菩薩といえば、智恵を司る仏様。そのご利益を授からんと、学業向上や合格祈願に参拝する受験生も多い。安倍文殊院で毎年恒例のパンジー約8000株で描かれる「パンジー干支ジャンボ花絵」には、あらゆる魔除の呪符として使われている「五芒星」、受験生へのメッセージで「合格」という文字が描かれている。

人には生まれ年の干支によって、守護してくれる「守り本尊」というものがあるが、卯年の守り本尊は文殊菩薩。12年に一度の、文殊菩薩に最も縁のある年といえる「卯年」の2023年、文殊菩薩と深い縁を結んで、ご利益を授かろう。

安倍文殊院

【住所】奈良県 桜井市 阿部645
【電話】0744-43-0002

◆【信貴山朝護孫子寺|平群町】奈良盆地を一望できるお寺で初詣

奈良県生駒郡平群町信貴山の中腹に位置する『信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)』。本尊は毘沙門天王。

毘沙門天王は七福神のなかでも福徳随一といわれ、その総本山とされる信貴山は、家内安全・商売繁盛・開運長久・心願成就などを願うパワースポットとしても知られている。

本堂は舞台づくりで遠くに奈良盆地が一望でき、その景色が素晴らしいことでも有名。

正月1日~3日に行われる修正会は、一山総出仕による法会となり、うるしの木を打つ行事はダイナミックで見ごたえ十分!また、3日の修正会終了後には、参拝者に対し、除災招福を祈願して牛王宝印が額に授けられる。

信貴山の神聖なパワーで新年を充実させよう。

信貴山朝護孫子寺

【住所】奈良県 生駒郡平群町信貴山 2280-1
【電話】0745-72-2277

◆【談山神社|桜井市】年越しライトアップも必見の神社

「大化の改新」発祥の地として知られる奈良県桜井市の『談山神社(たんざんじんじゃ)』。

桜や紅葉の名所としても名高いが、冬の景色もまた素晴らしい。多武峰(とうのみね)の山中にあるため、気温はぐっと低くなり、雪化粧の社殿や十三重塔が見られることも。

12月31日17:00~1月1日8:30まで、年越しの参拝ができる。日没から明け方まで、夜間通して境内がライトアップされ、重要文化財の社殿や塔が荘厳に浮かび上がる。

正月三が日の拝観時間は8:30~17:00(最終受付16:30)で、にゅうめんのふるまいもある(1人1杯無料・なくなり次第終了)。また、正月三が日は通常立ちいることができない勅使の間からの参拝が可能。

12月31日の年越し参拝から正月三が日まで入山料は大人300円、小学生以下無料。

談山神社

【住所】奈良県桜井市多武峰319
【電話】0744-49-0001

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