長崎県は27日、県内で新たに2881人の新型コロナウイルス感染者を確認し、4人が死亡したと発表した。前週の同じ曜日より462人増加。26日午後7時時点の病床使用率は対馬医療圏が87.9％、佐世保県北医療圏は65.6％に達している。県全体は46.0％。
死亡したのは、いずれも療養中だった70代男性、80代男性、90歳以上の男女各1人の計4人。新規クラスター（感染者集団）は3市で計6件発生した。
長崎市では医療機関で24人（医療従事者4、患者20）、事業所の従業員20人が感染した。佐世保市では市内の医療機関2カ所で発生し、それぞれ計11人（職員1、入院患者10）と計18人（職員5、入院患者13）。対馬市では既にクラスターが発生していた医療機関の別病棟で患者14人、高齢者施設で入所者5人の陽性が判明した。
新規感染者の年代別内訳は10代の442人が最多。▽40代440人▽30代409人▽10歳未満397人▽50代332人▽70代以上327人▽20代291人▽60代243人－だった。
佐世保市は27日、米海軍佐世保基地で新たに4人の感染を確認したと発表した。
25日時点の県内のワクチン接種率は1回目82.3％、2回目81.3％、3回目70.8％、4回目47.8％。3回目以降のうちオミクロン株対応は34.1％。
