「奄美フォレストポリス」のバンガローを“デイユース”で楽しむ!

しーまライターの三田もも子です。2回に渡ってご紹介してきた、奄美大島 大和村にある「奄美フォレストポリス」についてのレポートですが、今回で最終回となります。

→第1回 水辺の環境を再生! 水生生物のパラダイス実現
→第2回 世界遺産の森の中にあるピッツェリア「マテリヤ茶屋」

2021年に奄美大島の自然が世界遺産に登録されました。大和村では湯湾岳をはじめ、周辺の山岳地帯が遺産エリアに登録されています。その遺産エリアと緩衝地帯をまたいで位置しているのが森林浴公園の「奄美フォレストポリス」です。

奄美フォレストポリスは、バンガローやキャンプサイトがあり、宿泊施設として有名ですが、デイユースができることは意外と知られてないかもしれません。
今回は娘と2人で、新しくできた小さなバンガローで気軽にアウトドア体験してみました。

2022年に完成した新しいバンガロー

私は奄美フォレストポリスで、家族や友達と中バンガロー(定員6名)やキャンプサイトでのキャンプを体験したことは何度かありました。

バンガローの様子

しかし2022年、ログハウス風の小バンガロー(定員3名)が4棟完成!
この小サイズバンガローは、テントも張れるウッドデッキがあり、机やテーブルをおいてのんびりすることができます。中にはソファベッドや冷蔵庫、エアコン、電源もあり、部屋の中から外の緑を眺めることもできます。

したがって、キャンプの開放感と、室内の快適さも備わった良いとこ取りのバンガロー。雨の多い奄美では、これはとても助かると思います。
さっそく室内に入ると……ソファベッドが快適でつい2人でゴロゴロ。笑

ウッドデッキでおやつタイム

せっかくだからとウッドデッキでレンタルした椅子を立て、テーブルを用意。持ってきたお菓子と紅茶をセットし、森の中のアフタヌーンティーを楽しみました。

ちょっと寒い空気の中、温かいお茶が体に沁みます。娘とも「これ美味しいね」「これ半分あげる」など、なんだか優雅な気持ちでおやつを楽しめました。
奄美では11月ごろから肌寒い日もあり、虫も少なくなります。ちょっと厚着してウッドデッキでのんびりするのも、冬の楽しみかもしれません。ハブに遭遇する確率がかなり下がるのも嬉しいポイントです。

デイユースでできること

奄美フォレストポリスで何をするのか?と思う人もいるでしょう。家族や友達と一緒なら「森林浴サウナ&BBQプラン」がおすすめです。奄美フォレストポリスのテントサウナは本格的で、冷たいマテリヤ川に飛び込むこともできますし、BBQはいろんなお肉や野菜も豊富でおにぎりやマシュマロまで付いてくるので女性や子どもも楽しめます。

私と娘は、特に何も用意していなかったので、とりあえず周囲を散歩してみました。
まずはシイの実を発見!しかも大量です。帰ったら炒って食べようねとたくさん拾いました。

次に、アマミノクロウサギのフンを発見。こんな木の上にもフンをするんだね、巣穴はどこかな〜なんて探してみたり、宿泊したらバンガローの窓から見えるかもと想像してみたり。

結局、私たちはバンガローの周囲で遊び、気づいたら帰る時間になっていました。
道具を揃えて宿泊もいいですが、昼間だけ利用するデイユースはいつもと違う時間の使い方ができてなんだか特別な思い出になりました。

小バンガローは、2時間3000円(以降1時間1500円)で使うことができます。みなさんも、世界自然遺産の森に気軽に滞在するデイユースはいかがでしょうか。


奄美フォレストポリス・キャンプ場
〒894-3212鹿児島県大島郡大和村名音深山塔1476 奄美フォレストポリス内
電話:0997-58-3166
キャンプ場のデイユース(休憩)利用時間:金曜日〜日曜日11:00〜14:00
※料金表では「休憩」の料金をご参照ください
年末年始は休み(12月29〜1月3日)
http://www.amamiforest.com/index.html
Instagram:forest_police_

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