元ヤクルト監督真中さんが熱血指導 地元大田原の“後輩”を激励

走塁の指導をする真中さん(中央)

 【大田原】大田原中出身でプロ野球ヤクルト元監督の真中満(まなかみつる)さん(51)を講師に招いた野球教室が25日、美原公園第2球場で開かれた。

 八溝山周辺地域定住自立圏連携事業の一環として市が主催し、那須塩原と那須を含む3市町の学童野球13チームの約80人が走塁や打撃などを学んだ。

 真中さんは走塁時の足の運び方、投球や打撃フォームなどを丁寧に指導。最後は打席に入って参加者代表の投手3人と対戦し、豪快なスイングで会場を沸かせた。

 市は同球場の愛称を「真中満記念球場」としている。球場に監督時代のユニホームを寄贈した真中さんは「心に響いたことをチームに持ち帰って頑張って」と子どもたちを激励。那須町東陽小6年鈴木陸斗(すずきりくと)君(12)は「走塁や投球の仕方がよく分かった。参加して良かった」と笑顔を見せた。

© 株式会社下野新聞社