徳地大祭典 ツアー参加者募集 地元住民で東大寺サミット盛会に向けて

▲「どこまでも続く石積みと営み 徳地三谷~山口のまほろばへ」ツアー前回の様子(2022年12月4日)

 山口市徳地地域では2022年9月から2023年1月にかけて「徳地大祭典」が行われている。これは、1月22日(日)に山口市徳地文化ホール(山口市徳地堀)で開かれる「東大寺サミット2022 in 山口」の関連イベント。主催は、サミットを地域一体で盛り上げようと活動している東大寺再建観光交流イベント実行委員会だ。イベントやガイドツアーなど八つのプログラムと、山口市教育委員会主催の体験会が盛り込まれている。    

 現在、ガイドツアー「どこまでも続く石積みと営み 徳地三谷~山口のまほろばへ」の参加者が募集されている。開催日は1月14日(土)。東大寺再建の材木調達で主要な供給地だった三谷地区散策ツアーで、惣河内神社、奈良原バス停付近、石垣棚田、浮橋神社、梶畑、袈裟岩堂、南大門をジャンボタクシーで地元ガイドと巡る。時間は、JR山陽本線防府駅(防府市戎町1)発着の場合、午前9時半から午後4時半、徳地体育館(山口市徳地)前発着の場合は、午前10時から午後4時。定員は8人(最小催行人数6人)。参加費は昼食代を含み3000円(防府駅発着の場合は5000円)。締め切りは1月7日(土)で、定員になり次第受け付けが終了される。申し込み・問い合わせは、maru旅遊社(info@maruryoyu.com)または、山口観光コンベンション協会徳地支部(TEL080-2916-8878)へ。

     

東大寺サミット

 東大寺サミットの正式名称は「東大寺建立にかかわった市町村サミット」で、1991(平成3)年、東大寺建立の命が、743(天平15)年に出されてから約1250年になるのを記念して、東大寺と歴史的に関係の深い15の市町村によって発足。「友好と連帯を深めるとともに、郷土の歴史と文化遺産を保護又は活用した魅力ある個性豊かな地域づくりを進める」ことを目的として持ち回りでサミットが開かれている。1991年の奈良市が第1回。2000年の第10回(太宰府市)までは毎年、それ以降は2年ごとに実施されている。     

 大仏建立の際に長登銅山から大仏鋳造のための銅を献納し、15の市町村に入っている美祢市は2014年10月に同サミットを開催。今回開催地の山口市は2020年度に行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染症の流行により、2022年度に延期された。

© 株式会社サンデー山口