奈義町「子育て応援大使」委嘱式

奈義町は4月17日、俳優の杉浦太陽さんを初の「子育て応援大使」に任命した。岡山県勝田郡奈義町豊沢の町文化センターで開かれた「菜の花教育フェスティバル」で委嘱式が行われ、杉浦さんは「子どもたちの笑顔がより輝くように少しでも力になりたい」と述べた。
杉浦さんは4児の父親で、熱心に子育てに取り組むイクメンとして知られる。「たまひよ」理想のパパランキング2021で第1位を獲得するなど育児に関する受賞も多い。委嘱は、杉浦さんが昨年11月に町内で開かれた「SDGs円卓会議」のパネリストとして参加したことがきっかけ。期間は今月1日から来年3月31日まで。
森藤文典副町長から委嘱書を受け取った杉浦さんは「僕自身が玉野の生まれなので岡山県は思い出深い場所。上から中学3年生の女の子、小学6年生の男の子、4年生、3歳と4人の子どもがいます。僕の経験が少しでも生きて、みなさんが輝けるような力になれれば」と笑顔であいさつした。
今後、杉浦さんは年に数回、町を訪れ、イベントに参加して住民と交流したり、杉浦さんのSNSで町の魅力を発信したりする。
フェスティバル(町教委主催)では、杉浦さんと中山芳一岡山大学准教授が子育てについて対談。このほか、子どもたちの太鼓演奏、昔話の語りの発表、子ども歌舞伎の上演、歌舞伎の化粧実演、現職教諭によるGIGAスクール体験などもあり、訪れた人たちが町の取り組みを学びながら楽しんだ。

奈義町の「子育て応援大使」に就任し、あいさつする杉浦太陽さん

歌舞伎の化粧体験などを楽しむ子どもたち

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