
【ダッカ共同】バングラデシュの首都ダッカで28日、日本の支援で建設されている初の都市鉄道が一部開業し、式典が開かれた。日本人7人を含む22人が殺害された2016年の飲食店襲撃テロで犠牲となった日本人が携わっていた事業で、テロや新型コロナウイルスによる中断を乗り越えて「悲願の開業」となった。深刻な渋滞の解消と大気汚染の改善が期待されている。
開業したのは高架路線「6号線」の約半分に当たる約12キロの区間。車両はバングラデシュの国旗をイメージした緑と赤のデザインが特徴で、繁華街や政府機関のある地域を通る。
28日はハシナ首相や政府関係者が試乗した。
