運慶、スカジャンが大当たり 横須賀美術館に驚きの来館者数

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のファンらでにぎわった運慶展=横須賀美術館

 横須賀美術館(横須賀市鴨居)が本年度、好調だ。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせた特別展「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」と、スカジャンを初めて特集した企画展「PRIDE OF YOKOSUKA スカジャン展」が大当たり。2022年4月~12月末で11万人超が来場し、新型コロナウイルス禍前に年間目標としていた12万人を大きく超えそうだ。「横須賀ならではのコンテンツの魅力」に手応えを感じている。

 同館によると、第7波のさなかに開催された運慶展(7月6日~9月4日)は2カ月間で目標4万人に対し、5万人超が観覧。大河ドラマでは運慶を俳優の相島一之さんが好演し、話題となった。展示では市内に残る運慶作の仏像など約50点を集め、「開館前から高齢者が並んでくれた。これまでの企画展の平均観覧者数が約1万7千人だったことを考えると、破格の数字」(同館)という。

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