ワークマン新作『イージス 防水防寒スーツ』をレビュー!全4種の違いや特徴を徹底比較

筆者撮影:2022年モデルのイージス 防水防寒スーツ(写真左からワーク・フィッシング・ライディング・スノー)

ワークマン公認アンバサダーのコスケです。高い防寒性や防水性が特徴的な、ワークマンの「イージス(AEGIS)」シリーズ。中でも『防水防寒スーツ』は、ライダーを中心にSNSや口コミで話題となり、売り切れ続出の大人気ウェアとなりました。今回は、ワークマン人気の火付け役でもある防水防寒スーツの2022年モデルを徹底レビュー!ワーク・フィッシング・ライディング・スノーの全4種について、違いを比較しながら紹介していきます。

ワークマンの『イージス 防水防寒スーツ』が超進化!先代モデルとの違いをチェック

  • 商品名:AEGIS(イージス)防水防寒スーツ
  • 価格:4,900円(税込・公式価格)
  • サイズ:S・M・L・LL・3L
  • カラー:プロブラック・オーシャンホワイト・ライディングライム・スノーカーキ

2022年モデルの『イージス 防水防寒スーツ』は、性能が大きく進化しているだけでなく、4つの種類に分けられ、従来の防水防寒スーツより用途が明確になっています。

筆者撮影:2022年モデルのイージス 防水防寒スーツ(写真左からワーク・フィッシング・ライディング・スノー)
  • ワークスタイル(プロブラック):現場で使う人向け
  • フィッシングスタイル(オーシャンホワイト):釣りで使う人向け
  • ライディングスタイル(ライディングライム):バイクに乗るライダー向け
  • スノースタイル(スノーカーキ):ウィンタースポーツで使う人向け

種類ごとに異なるシーンに特化しており、カラーは各1色ずつ。暖かさやポケット、全体の作りもそれぞれ違います。

また、性能が大幅に向上している一方で、お値段は上下セットで6,800円(税込)から4,900円(税込)に引き下げられているのも特徴です。

ここからは、2022年モデルは、先代モデルと比べて具体的にどんなところが進化しているのか、詳しく見ていきます。

名前が変更され使うシーンや役割がわかりやすくなった

まず、一番わかりやすい変更点が名前です。

今までは主力の『イージス透湿防水防寒スーツ』、光が反射する『イージス透湿防水防寒スーツリフレクト』、釣り向けの『イージスオーシャン防水防寒スーツ』、ウィンタースポーツ向けの『イージススノー』の4種類でした。

これらが、2022年モデルではすべて『イージス 防水防寒スーツ』に名前が統一され、カラーによって役割が異なるという仕様になっています。

この変更によって、使うシーンや役割がより明確になり、自分に合った種類を選びやすくなりました。

デザインや使い勝手が変わった

今までは各スーツごとに複数のカラーがラインナップされていましたが、2022年モデルでは種類ごとに1色ずつのラインナップに変更となりました。

また、種類によって細かいデザインや使い勝手も変わっていますので、それぞれ紹介します。

・プロブラック(ワークスタイル)

筆者撮影:イージス 防水防寒スーツ プロブラック

現場作業で使いやすくするために耐久性を重視し、膝や肘が耐久性の高い生地に変更されています。

・オーシャンホワイト(フィッシングスタイル)

筆者撮影:イージス 防水防寒スーツ オーシャンホワイト

釣りで使いやすいよう胸に大容量のポケットがあり、水に強く引っかかりにくい袖口になっています。

・ライディングライム(ライディングスタイル)

筆者撮影:イージス 防水防寒スーツ ライディングライム

ヘルメットを着用したまま着られる、余裕のある首元やフードに。また、ファスナーからの雨の侵入を防ぐフラップも特徴的です。

・スノーカーキ(スノースタイル)

筆者撮影:イージス 防水防寒スーツ スノーカーキ

ウィンタースポーツ向けにチケットを入れられるパスケースが付いたほか、全体的に動きやすい作りに。パンツも雪が入りにくい設計に変更されています。

防水性能や蒸れにくさなど性能が変わった

2022年モデルの防水防寒スーツは、先代モデルと比べて性能も進化しました。

特に、防水性能・透湿性能はいずれの種類でも大きな進化が見られます。

ワーク・ライディング・スノーは、先代モデルも高い防水性能を誇っており、耐水圧の変更はありません。ただ、いずれも透湿度が5,000g/㎡/24hから20,000g/㎡/24hへ、大幅にアップしています。

フィッシングは耐水圧が10,000mmにアップ。先代モデルでは記載がなかった透湿度も、2022年モデルでは20,000g/㎡/24hと非常に高い性能を誇っています。

進化したワークマン『イージス 防水防寒スーツ』 ワーク・フィッシング・ライディング・スノーの特徴を解説!

先代モデルと比べて、さまざまな進化を遂げた2022年モデルの防水防寒スーツ。

ここからは、ワーク・フィッシング・ライディング・スノーと、それぞれの種類ごとにどんな特徴があるのか、詳しく見ていきます!

ワークスタイル(プロブラック)の特徴

中綿は140gと、4種類のなかでも多めに入っており、防寒性が重視された作りになっています。

現場の作業にも耐えられるように、肘と膝はオックス生地で耐久性が高くなっているのが特徴。

筆者撮影:イージス 防水防寒スーツ プロブラックの肘の生地

また、首回りがタイトで冷たい空気が入り難い点や、ヘルメットを被ったまま被れる大きめなフードも、現場で使用するには嬉しいポイントです。

カラーがブラックなので、どこでも目立たず着やすいデザインですよ。

フィッシングスタイル(オーシャンホワイト)の特徴

中綿は140gと、ワークスタイルと同じくらいの暖かさ。襟の裏地がベロアのように滑らかで、肌触りがとてもいいです。

釣りで使うことを想定しているため、水に強い作りになっていて、袖口に防水性能あるネオプレーンが採用されているのがポイント。また、ポケットが多く収納力が高いです。

筆者撮影:オーシャンホワイトの胸ポケット

カラーはホワイトとブラックのツートン、シンプルなデザインで使いやすいと思います。

ライディングスタイル(ライディングライム)の特徴

中綿が200gと、2022年モデルの防水防寒スーツの中では一番暖かいモデルです。

前のファスナーがフラップ付きで、バイクに乗っても水が入りにくい作りに。

ヘルメットを着用したまま着られるように、首回りが余裕のある設計になっており、フードも大きめにデザインされています。

筆者撮影:イージス 防水防寒スーツ ライディングライムのフード

暗いところでも目立つカラーも特徴のウェアです。

スノースタイル(スノーカーキ)の特徴

スノースタイルの中綿は60gと、全4種の中では一番少ないのですが、ウィンタースポーツで使いやすいように軽く、動きやすくなっています。

細かい部分までウィンタースポーツ向けに設計されているのが特徴的で、パンツの裾はブーツへの雪の侵入を防ぐゴム付きの2重構造になっています。

筆者撮影:イージス 防水防寒スーツ スノーカーキのパンツの裾

また、左の袖にはチケットを入れられるパスケース、ジャケットの裏には舞った雪が入り込みにくいパウダーガード付き。さらに、内ポケットはグルーブやゴーグルも入る、大きなサイズになっていました。

色はカーキと、カジュアルなデザインです。

選ぶならどれがいい?ワークマン『イージス 防水防寒スーツ』全4種を着てみた感想や気になる点

2022年モデルのイージス 防水防寒スーツは、4種類に違った特徴があり、どれも値段に対して性能が高いコスパのいい製品です。

ただ、どの種類が一番いいのか、少し悩みますよね。

ここからは、実際に着てみての感想や気になる点をまとめますので、選ぶ際の参考にしてみてください。

ワークスタイル(プロブラック)の感想と気になる点

筆者撮影:イージス 防水防寒スーツ プロブラック

ワークスタイルのプロブラックは、首回りがタイトなので、冷たい風の侵入を防げて暖かいです。

シンプルなデザインなため、シーンを選ばずに着やすく、プロの現場以外でも屋外作業全般に使いやすい種類だと感じました。

ただ、唯一気になったのが蒸れやすさです。透湿性能は高いものの、首回りがタイトで風が入りにくいからこそ、着るシーンによっては蒸れやすさを感じてしまうかもしれないと思いました。

フィッシングスタイル(オーシャンホワイト)の感想と気になる点

筆者撮影:イージス 防水防寒スーツ オーシャンホワイト

フィッシングスタイルのオーシャンホワイトは、胸に大型のポケットがついていたり、Dカンがついていたりするので、釣り以外にもアウトドア全般で使える装備だと思います。

袖は2重になっていて、水に強いゴム素材が使われているため、特に水を扱うアウトドアにはぴったりです。

また、首回りもベロアのような起毛素材で、マフラーをしているような暖かさがあります。

ただ、袖口は水に強い反面蒸れやすくもあるので、普段使いを考えると少し気になる点かもしれません。

ライディングスタイル(ライディングライム)の感想と気になる点

筆者撮影:イージス 防水防寒スーツ ライディングライム

ライディングスタイルであるライディングライムは、4種類の中でも最も多い200gの中綿でとにかく暖かいのが特徴です。

耐水圧は他の種類と同じですが、ファスナーにフラップがついて、バイクに乗って雨や風を受けても、中に水が侵入しないような作りになっています。

バイクに乗る際はもちろん、冬のキャンプや屋外活動でも活躍してくれると思います。

一方で、カラーは少し気になるポイントです。夜間の視認性が高いライディングライムは、バイクで使うのには向いていますが、普段使いでは好みが分かれるかもしれません。

スノースタイル(スノーカーキ)の感想と気になる点

筆者撮影:イージス 防水防寒スーツ スノーカーキ

スノースタイルのスノーカーキは、パンツの裾が2重になっていてゴムも入っているため、ブーツや長靴の中に雪が入りにくいのが特徴。ウィンタースポーツ以外でも、除雪作業や大雪の中歩くシーンにも活躍してくれそうです。

また、裾から風が入りにくいので、パンツの防寒性能が高いのも優れた点だと感じました。

とても動きやすく、デザインもシンプルで着やすいため、温暖な地域の冬のレインウェアとしてもおすすめです。

ただ、中綿が60gととても少なく、他の種類と比べると動きやすさも高い一方で、防寒性能は下がってしまうのが気になる点かもしれません。

ワークマンの『イージス 防水防寒スーツ』はコスパの高い防寒ウェア!

今回、ワークマンのイージス 防水防寒スーツ全4種の性能を比較してみましたが、どれも違った特徴があり、自分の用途に合わせて選べるようになっています。

筆者撮影:イージス 防水防寒スーツ4着を着用

私の場合、北海道在住ということもあり、動きやすく、ブーツに雪が入りにくいスノースタイルが冬の除雪作業で活躍してくれそうです。

また、仕事や撮影に行くときはポケットの多いフィッシングスタイル。寒いところなら、特に暖かいライディングスタイル。屋外作業なら耐久性の高いワークスタイル……と、シーンによってそれぞれの防水防寒スーツを活用できそうだと感じています。

雪が降る時期にアウトドアで使う場合は、雪の入りにくいスノーカーキのパンツに、暖かいライディングライムのジャケットという組み合わせも良さそうです。

いずれも上下セットで4,900円とコスパは高いため、一つ持っておいても損はない製品です。

ぜひ今回の記事を参考に、ご自身に合った防水防寒スーツを手に入れてみてくださいね。

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