転スラ 劇場版「紅蓮の絆編」 小説からのファンだった怪獣絵師・開田裕治の描き下ろしカット公開

『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

怪獣絵師・開田裕治による描き下ろしイラスト

大ヒット公開中の映画『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』より、怪獣絵師・開田裕治が描き下ろした場面カットが公開。また、小説版から転スラファンだったという開田裕治が、イラスト制作や転スラについて熱く語るコメントも同時に解禁された。

開田裕治は兵庫出身のイラストレーターとして、怪獣やロボット等のキャラクターイラストを中心に、様々なソフトパッケージや映画のポスターなどを制作提供している。菊地康仁監督が描き下ろしを熱望しオファーし、本作へのイラスト寄稿が実現したという。

解禁となった場面カットは、劇中でラージャ小亜国のキーマン達が、まだ見ぬリムル率いるテンペストの戦力に圧倒されるシーン。周辺国間で不可侵の取り決めをしていたジュラの大森林に進行したファルムス軍をリムルが全滅させ、その際復活した暴風竜ヴェルドラと交渉を成功。必要以上の被害を食い止めたとの伝令を聞いたラージャの面々は、テンペストの盟主の戦力にたじろぎながらも、その手腕を認め、危機が訪れるラージャへの支援交渉に乗り出すという重要なシーンだ。話だけ聞いていたラージャの面々は、凶暴な竜を懐柔し敵軍をも一掃するその姿を邪悪なイメージとして想像しており、怪獣絵師 開田裕治の得意とする、モンスターが敵を蹂躙するイメージの一枚絵が大きなインパクトを与えている。

巨大怪獣の圧倒的な存在感を描くスキルと、転スラ愛の融合は、これまでの「転スラ」の画とはまた違ったテイストで、本作に深みを与えた。開田裕治ご本人はインタビューでも、「転スラは小説版、マンガ版、アニメ版と全部見ていますから、お馴染みのキャラクター達の新たな活躍を見られたのは嬉しかった」と、元々のファンならではの喜びのコメントを寄せた。

さらに“転スラ”ワールドの魅力について聞かれると「多彩で愛すべきキャラクター達が織りなす物語が魅力的ですし、一貫して魔物側の視点から語られている処も好みですね。転スラのファンなら見逃せない作品だと思います」と怪獣絵師から見ても“魔物”目線で物語が展開していく本作のストーリーは大好評というお墨付きも。なお、該当シーンの伝令役を務めたのは日本テレビアナウンサーの伊藤遼。声優挑戦を5分で終わらせることに成功した、ヒイロたちの恐怖心を煽ってしまう伝令としての技量にも注目したい。

今回解禁された場面カットは、東京お台場のGALLERY21で開催されている、Wonderful World !Ⅳ展で2023年1月15日(日)まで、映画版の画角でない大迫力のイラスト全体の実物が展示される。転スラ旋風が吹き荒れる今、貴重な原画を目にするチャンスだ。

なお劇場では、原作漫画・川上泰樹による描き下ろし「リムル&ヴィオレ」クリスマスクリアファイル(A4)を配布中(※なくなり次第終了)。30日(金)からは入場者プレゼント第5弾として、キャラクター原案・みっつばーが表紙を描いたヴィオレが表紙を飾る特製リーフレット「インタビュー・ウィズ・ヴィオレ」も配布予定となっている。原作・伏瀬自身が書き下ろした、『劇場版 転スラ』の裏側をヴィオレ視点で語る特別なショートストーリーを収録(※なくなり次第終了)。

『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』は大ヒット公開中

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