トップら決意『地元に貢献、明るい新年へ』 県内企業で仕事納め

西海建設の寺澤社長(右から2人目)のあいさつを聞く社員=長崎市、西海建設

 県内の企業や団体の多くが28日、仕事納めをした。経営トップらは今年1年を振り返り、新年への決意を語った。
 西九州新幹線が開業した今年。総合建設業の西海建設(長崎市)は共同企業体(JV)の1社として、JR長崎駅の駅舎や新幹線、在来線の高架橋などの工事に関わってきた。23日に落成式を迎えた長崎市新庁舎の建築などもあり、大きなプロジェクトが続いた。
 仕事納め式は同市興善町の本社であり、社員約50人が出席。寺澤孝憲社長は「地場企業として緊急の災害対応や、災害復旧工事に取り組めていることも重要な部分」と振り返った。来年に向けては「継続して地元に貢献していきたい。スタートダッシュから周囲をあっと驚かせるような1年にしていきましょう」と呼びかけた。
 無線通信機器製造の九州テンは、佐世保市小佐々町の本店・佐世保工場で、社員約150人が参加して仕事納め式をした。
 今年12月に創立55周年を迎え、福岡や東京など全国46事業所とオンラインで結んだ。前田一郎社長は「今年は新型コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻、円安があったが、九州テンは皆さんの頑張りで何とかV字回復にこぎ着けようとしている。55周年にいい結果を残したい。冬休みはゆっくり体を休め、明るい気持ちで新しい年を迎えてほしい」と語った。

全国の事業所とオンラインで結んで開催された九州テンの仕事納め式=佐世保市、九州テン本店・佐世保工場

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