とことこお店めぐり 雲田肉店 自家製ならではの味提供

 創業から70年以上。地域に愛される「まちのお肉屋さん」として、2代目店主の雲田栄司さん(74)、操子さん(72)夫妻と息子、娘が切り盛りする。

店頭ののぼり旗を見て立ち寄る人が増えている

 精肉販売の他、コロッケ(税込み100円)、メンチカツ(同200円)、とんかつ(同360円)などの総菜は、注文を受けてから揚げたてを提供する。

 先代おかみのレシピを受け継ぐ自家製コロッケは、操子さんが前日から手間暇かけて仕込む。揚げたての熱々を頰張れば、野菜の甘さや豚ひき肉のうまみが口いっぱいに広がり、心もおなかも満たされる。毎週土曜の特売日は1個90円で販売。まとめ買いする人も多い。

昔ながらの味にこだわったコロッケ

 また、肩ロースを地酒を使って煮込む焼豚(100グラム税込み380円)は、常連客に「他のものは食べられない」と言わしめるほどの絶品だ。

手間暇かけて仕込む焼豚

 コミカルな豚のアイコンを目印に、最近はイベントにも出店。娘の洋子さん(46)は客層の広がりを感じているとし、「変わらぬ味を守りつつ、若い人たちも利用しやすい決済方法やメニューを取り入れたい」と話している。

・上越市稲田4―11―3

・午前10時から午後6時まで

・日曜祝日定休

・駐車場なし

・電025・523・2569

・総菜は電話予約すると受け渡しがスムーズ

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