変わった名前の焼き肉店は、上越妙高駅東口の住宅街に２０１９（平成３１）年２月にオープンした。炭火で焼くブランド牛のカルビ、ロース、タン、ホルモンなどがおいしいと評判の店だ。
忍澤恵店主（４７）の亡き夫・明義さん（２０２０年１０月１日、５４歳で死去）が「見た目も性格もリアルジャイアン」（忍澤さん）といい、ジャイアンのＴシャツを着ていたことから名付けた。東京で商売をし、明義さんが体調を崩したため、出身の上越地域に帰って「主人が好きな焼き肉店」を開業した。
忍澤さんは「もともと主人の命が長くないのは分かっていた。亡くなっても続けられるよう、形見みたいに残していってくれたもの。私にとっては主人のお店。細く長くやって、おいしいお肉を出していきたい」と話す。
セットメニューはドラえもんの登場人物の名字を冠し、一番人気は「野比家セット」（上カルビ、中落ちカルビ、ロース、ハラミ、タン、２～３人前、５３００円）。現在はさらに料理を加えたコースメニューを１月３１日まで提供している。しゃぶしゃぶや、すき焼き（要予約）も用意。アルコールの種類、一品料理も充実している。
忍澤さんは「炭火で煙が出るので、においが付いてもいい服装でお越しください」と話している。週末は込み合うため、前日までの予約を呼び掛けている。
・上越市大和１―１―３７
・午後５時３０分～同９時ラストオーダー
・日、月曜定休
・駐車場１０台分あり
・電０２５・５２０・９１７７
