三崎港のバス停留所をリニューアル レトロで落ち着いた雰囲気に 三浦JC60周年記念事業で

リニューアルされた三崎港バス停留所=三浦市三崎

 三浦市三崎4丁目の三崎公園にある「三崎港バス停留所」がリニューアルされた。「三崎下町の新たなシンボルに」と、三浦青年会議所(JC)が創立60周年記念事業として取り組んだ。

 基礎部分をできるだけ残しつつ、地区の伝統文化である「看板建築」をイメージして外観を灰色の壁で統一。レトロで落ち着いた雰囲気が漂う。前後2カ所に丸時計を設置したほか、内部の木製ベンチも新しくした。

 三浦JCが、路線バスを運行する京浜急行バス(横浜市西区)に相談して老朽化した停留所を一新。県道上に設置されていることから県との協議に時間を要し、11月にようやく着工した。

 約500万円の事業費は、10年間の積立金や本年度予算など、全て自前で賄った。鈴木雄二理事長は「今回の取り組みが企業と連携した仕組みづくりのきっかけとなり、三浦のまちを元気にできれば」と出来栄えに満足している。

© 株式会社神奈川新聞社