“対馬産ヒノキ”の撮影スタンド スマホで観光写真発信促す 比田勝港国内ターミナル

対馬産ヒノキを使い、ツシマヤマネコをモチーフにしたスマートフォン用撮影スタンド=対馬市、比田勝港国内ターミナル

 対馬市は、同市上対馬町の比田勝港国内ターミナルに、スマートフォン用撮影スタンドを設置した。国天然記念物ツシマヤマネコをモチーフに、素材は対馬産ヒノキを使用。旅行者などに利用してもらい、北部対馬観光の写真を交流サイト(SNS)などを通して発信してもらう考えだ。
 ターミナル屋内には、対州馬とツシマヤマネコの顔出しパネルが設置されており、スタンドはその撮影用に設置。日本政府観光局などでの勤務経験がある、市島おこし協働隊北部活性化プランナーの橘田ゆかりさん(35)が企画した。
 高さ約1メートル。同市上県町で木工作品の販売などを手がける「対馬ヤマネコ工房」の職人、島居佳都雄さん(58)が2カ月ほどかけて制作した。対馬の木材PRのために地元産ヒノキのみ使い、スマートフォンを立てかける部位はツシマヤマネコの形に切り抜き、かわいらしく仕上げた。
 橘田さんは「これから年末年始で人の往来が増えるので、帰省客や旅行客に利用してもらいSNSなどで写真を発信してほしい」、島居さんは「素材にこだわって作ったので、対馬の大自然を感じてほしい」と話した。


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