2022年にGDOが配信したすべての記事から、編集部が海外女子ゴルフの10大ニュースを選出。ツアーを彩ったホットな話題を振り返ります。
10位:チェ・ナヨンが母国・韓国で引退
10月の米ツアー「BMW女子選手権」でツアー9勝のチェ・ナヨンが現役から退きました。47位に終わりましたが、3日目にはホールインワンを決めるなど母国・韓国での大会を盛り上げました。今後はYouTuberや指導者転身にも意欲を見せました。
9位:ネリー・コルダが涙の復活V
ネリー・コルダが11月「ペリカン女子選手権」で大会連覇。4月に鎖骨下静脈の血栓の手術を受けて長期離脱も挟んだシーズンの初勝利でした。ツアー通算8勝目に「勝つ自信はなかった」と涙を流しました。
8位:ティティクルが躍動
タイの19歳、アタヤ・ティティクルがシーズン2勝を挙げるなど、ポイントランク2位と躍動しました。11月の世界ランキングでは韓国のコ・ジンヨンに代わって、自身初の1位に浮上しました。10代で1位に上り詰めたのは2015年のリディア・コー(17歳9カ月9日 ニュージーランド)以来、2人目でした。
7位:ミッシェル・ウィ・ウェストがツアーから撤退
ツアー通算5勝のミッシェル・ウィ・ウェストが6月のメジャー「全米女子オープン」をもってツアーの第一線から退きました。2019年に結婚し、20年に第1子の長女を出産。22年は1月の開幕戦に出場したのみでした。かつて“天才少女”として注目を浴びてきましたが、「後悔はありません。私は今を精いっぱい生きているのだから」と話しました。
6位:勝みなみが米ツアー出場権獲得
米ツアーの2023年シーズン出場権をかけた8日間144ホールにわたる最終予選会が12月に開催されました。日本から出場した勝みなみは5位でツアーメンバーの資格と出場権を獲得。西村優菜は24位で終えて、出場が限られるもののツアーメンバーの資格を得ました。識西諭里は75位で出場権は得られませんでした。
5位:リディア・コーが3度目の年間女王
リディア・コー(ニュージーランド)がツアー最終戦「CMEグループ ツアー選手権」でシーズン3勝目を挙げました。2014年、15年に続く3度目の年間女王、15年以来の年間最優秀選手と賞金女王に輝きました。12月に結婚するフィアンセも会場に駆けつけ、喜びを分かち合いました。
4位:畑岡奈紗がツアー6勝目
4月「DIOインプラントLAオープン」で畑岡奈紗がシーズン初優勝を飾りました。昨年9月「ウォルマート NW アーカンソー選手権」以来となる勝利で岡本綾子(17勝)、宮里藍(9勝)に次ぐ3位となっている米ツアー勝利数を6に伸ばしました。
3位:渋野日向子が全英女子で1打差3位 シードも獲得
渋野日向子が8月のメジャー「AIG女子オープン(全英女子)」を1打差3位で終えました。最終日に「71」と伸ばせず、2019年以来となる大会2勝目とはなりませんでしたが、「悔しさもありながら、うれしさもあります」。米ツアールーキーとして臨んだ今季は優勝こそ届きませんでしたが、シードを獲得するなど結果も残しました。
2位:古江彩佳が米ツアー初優勝
古江彩佳が8月「トラストゴルフ スコットランド女子オープン」を制し、本格参戦初年度に米ツアー初優勝を飾りました。最終日は「62」をマークして4打差を逆転しました。「まさかルーキーイヤーで優勝できると思っていなかったので、うれしいです。本当にすごく集中してプレーできた」と振り返りました。
1位:馬場咲希が全米女子アマ優勝 37年ぶり2人目の快挙
馬場咲希が8月「全米女子アマ」で優勝。服部道子以来37年ぶり日本勢2人目の快挙を成し遂げました。全米ゴルフ協会(USGA)が1895年から開催する歴史ある大会で、女子アマチュアゴルファー世界一の称号を手にしました。決勝戦は36ホールという長丁場のマッチプレーで行われ、序盤からリードを築いて27ホール目で決着する圧勝劇でした。「今まで優勝した中で一番。やばいです。本当に信じらんない」と話しました。