「正しい恋の始めかた」大友花恋&豊田裕大&本田響矢が撮影の裏話を明かす! 豊田は“あるシーンの撮影”に大苦戦!?

「おっさんずラブ」をはじめ、多くの話題作を生み出してきたテレビ朝日の年末年始の恋愛ドラマ枠に、“地上波×動画配信プラットフォーム・TELASA”完全連動の新たな恋愛ドラマ2作品が誕生。大友花恋さん、豊田裕大さん、本田響矢さんら注目の若手俳優陣の共演でおくる「正しい恋の始めかた」、そして本仮屋ユイカさんと早乙女太一さんの初共演で描く「バツイチ2人は未定な関係」が新春に放送されます。

明日1月1日に放送される「正しい恋の始めかた」は、韓国発の大人気ウェブ漫画・webtoonで日本国内での累計閲覧数が1290万ビューを突破(2022年12月6日時点)した話題作が原作。完璧主義でありながら恋愛下手な大学生・尾崎真心(大友)が、第一印象は最悪で意地悪な先輩・清水瑛太(豊田)と、優しくて面倒見のいいみんなの憧れの先輩・桜井優馬(本田)の間で、唯一達成できていない恋愛に奮闘していくトライアングルキャンパスラブストーリーです。

恋に不器用な真心が、瑛太と優馬と出会い、どんな化学変化を起こすのか、その恋模様が地上波とTELASAでそれぞれ描かれます。TVガイドwebでは尾崎真心を演じる大友花恋さん、清水瑛太に扮(ふん)する豊田裕大さん、桜井優馬役を務める本田響矢さんにインタビューを敢行。クランクアップしたばかりの3人に、同年代だからこそ楽しめたという現場の裏話を伺いました。

――撮影を終えて、作品に対して感じていることを教えてください。

大友 「撮影が始まる前に原作を読ませていただいたのですが、かわいいところ、クスッと笑えるところ、キュンとするところ、いろいろな楽しみ方ができる漫画だったので、このドラマもそういう要素を入れられたらいいなと思いながら撮影をしていました。漫画ではそれぞれのエピソードがいくつかあるのですが、ドラマではそれらを濃縮したエピソードとなっているので、漫画の楽しいところがたくさん詰まった、すてきな作品になっていると思います」

豊田 「クランクイン前に監督から『“正しい恋の始めかた”という題名だけど、キャラクター自身のそれぞれの正しい恋の始めかたを意識していこう』と言われて、それを指針に撮影に臨みました」

本田 「僕自身、韓国の原作作品も好きでよく見させてもらっていたんですけど、今回このような機会で、韓国原作の作品に携わることができてすごくうれしく思います。日本で実写ドラマ化ということだったので、『韓国っぽいところはどう表現するんだろう』と思った時に、衣装や髪形などのビジュアルや、ロケ地も含めてすべてオシャレだと感じました。また、演出も細部にわたってすごくこだわり、みんなで作り上げた印象があって、そういったところはすごく楽しく撮影できたなと思っています」

――皆さんの雰囲気からすごく仲がいいなと感じたのですが、撮影中、印象に残っているエピソードはありますか?

大友 「(突然笑い出す豊田を見て)何で笑ってるの?(笑)」

――(一同爆笑)。

大友 「3人でご飯を食べに行くシーンがあるのですが、その時の撮影がとても楽しかったんです。待っている間、みんなでたくさんお話ができました」

――どんな話をされていたのでしょうか?

豊田 「実は、みんな同い年なんですよ」

本田 「それがすごく大きいよね」

豊田 「気を使わないで取り留めのない話をできたのが、僕はすごく助かったなと思っています」

大友 「好きな食べ物の話やよく聞く音楽の話、あとは同世代だから通ってきたものや見てきたものが一緒なので、『あのキャラクター小さい頃見てた!』という話で盛り上がりました」

豊田 「あと、なぞなぞもしました」

大友・本田 「したね!」

大友 「現場の待ち時間になぞなぞを出したら楽しいかなと思って、調べて出していました。古典的な時間のつぶし方で盛り上がりました(笑)」

――盛り上げ隊長はどなたかいらっしゃいましたか?

大友 「豊田くんだと思います。真っすぐで、とてもしっかりされているのですが、それでも時々…」

豊田 「(ツッコミ気味に)言葉、気をつけて!(笑)」

大友 「時々思いもよらぬ角度からの一言が飛び出す時があって、それにみんなで『なんで!?』とツッコミを入れて盛り上がっていました(笑)」

本田 「盛り上げようとしているわけじゃないんですけど、僕らが(豊田の発言に)引っかかって、そこからツッコむことが多かったかもしれないです。面白かった」

豊田 「僕からすると、大友さんがすごく引っ張ってくれた印象です。なぞなぞも出してくれたし、会話も『どう思う?』と中心になって話しを振ってくれてすごく楽しかったです」

大友 「同世代の作品に参加させていただくことはあっても、同い年がここまでそろうことはあまりなくて。真心の親友の山内明日香を演じた中村里帆ちゃんも同い年なので、『この作品を良くしていこう』と思っている仲間が同い年というのはとても心強かったです」

――作品の中で見ている方をキュンとさせるような、ご自身の役のアピールポイントを教えてください。

大友 「真心は自分が立てたスケジュールを完璧にこなしたい女の子なのですが、自分で決めたことに対して、いつも真っすぐなんですよね。その姿が1周回ってクスッと笑えてしまう瞬間もあって、そういう真面目が故の変わり者みたいなところはキュートだなと思って、その点は意識して演じていました。私自身も、スケジュール帳の空白が埋まるくらいびっしりと書き込むことが好きで、休みの前日は、明日何をするかを時間で決めて、アラームをかけて1日過ごすようなタイプなので、真心との共通点が多く、親近感を覚えながらお芝居をしていました」

豊田 「瑛太は割と一定してクールなキャラクターではあるんですけど、物語が進むにつれて騒がしい真心と触れ合うことで、クールな瑛太の感情がどんどん出てくるような作りにしようと思っていたので、初めから最後まで瑛太の変化を楽しんでいただければうれしいです。あと、個人的にはラブコメが初めてで…告白のシーンとかも注目していただけるとうれしいです(笑)」

大友 「モデルもされていて、普段からこんなにクールな方なのに、告白のシーンになると『恥ずかしい!』と言って、すぐ人のいないところに走っていくんです。ギャップに驚きました」

豊田 「むずがゆいっていう言葉があるじゃないですか。それを体現しているというか、僕自身がほんとにかゆくなってきちゃって」

大友 「カットがかかったら、すぐ人のいないところに逃げてしまうんです(笑)」

――私もクールだなと感じていたので、意外で驚きました…!

豊田 「『耳赤くなってたよ〜』とか言ってくるんですよ。“こっちは真剣にやってんねん!”って思ってました(笑)。2人はサラッとこなしている印象です」

大友・本田 「いやいやいやいや…」

大友 「でも、優馬先輩は確かにスマートだった!」

本田 「優馬が基本的にスマートだったので、そのままやっていたかな」

大友 「私は、優馬先輩の『お疲れさま』という言い方が本当に優馬先輩っぽいなと思って。現場のみんなでまねしようと練習してみたのですが、私たちには再現できなくて…。あの『お疲れさま』は本田さんにしかできないです。ぜひそのセリフにも注目していただきたいです」

本田 「(役に入り込んで)ありがとう」

大友 「こういうの! こういうのです」

豊田 「星が飛んでるとか言ってたよね?」

大友 「そう! すぐ星を飛ばすんですよ。ふとしたタイミングで、少女漫画に描かれているような星を飛ばすので、それがポイントだと思います」

本田 「(優馬は)もう常日頃優しいんですけど、ずっと格好よくいるようにしました(笑)。彼からすると無意識なんですけど、無意識なままの状態を意識していました。星については…相手の目を見つめてニコってすれば、出ます(笑)。なるべく瞬きをしないでやると出せます」

――物語は真心の恋模様が軸になると思いますが、大友さんが劇中でキュンとしたところはありましたか?

大友 「それぞれに対してキュンとするシーンがあるのですが、私が一番キュンとしたのは、TELASA版の『〜ほろあま?ほろにが?デート編〜』で、2人が会話しながら歩いて登場するシーンがあるんです。その時の2人が原作から飛び出してきたようで、本当に感動して!」

豊田・本田 「うれしい…」

大友 「もちろん見た目や雰囲気もですが、2人が並んだ時の迫力がすごくて。『真心』と呼びかけられて見た時に心からキュンとしました。このシーンも感動ものなので、ぜひ見ていただきたいです!」

豊田 「ちゃんと瑛太を演じられているのかなと不安も強かったので、そのように言っていただいた時に『あ、ちゃんと瑛太になりきれているんだ』と確認できた瞬間だったので、すごくうれしかったです」

本田 「僕も瑛太が瑛太に見えるし、真心ちゃんも真心ちゃんに見えるって本当に思います。さっき裕大くんが話していたように、僕も周りや監督から言われて自分が優馬になれているんだって実感できるし、自信になりますね」

――逆に、豊田さんと本田さんから見て真心の好きなところやキュンとしたシーンはありましたか?

本田 「かわいいんですよ、本当に。ずっとひょこひょこしてる」

大友 「ひょこひょこ…?(笑)」

本田 「たまにシーンの段取りとかが終わった後に『あぁ、真心!』って思うと、『真心!』ってつい言っちゃうんですよ。思わず口に出てしまうようなシーンがいくつかあって、優馬との会話の時の真心ちゃんの反応が『うわっ!』みたいな(笑)。優馬の気持ちになると、『あぁ、真心…!』って、カット後に本田が出てしまうくらいほんとにかわいらしいです」

豊田 「確かに、真心ってひょこひょこしているような、頑張っているけどそれが空回りしているキャラクターなんですよ。そう見えていたんですけど、真心の中にある確固たる自分の芯みたいな部分を伝えてくる場面があって。その言葉を聞いた時に『真心ってこんなに格好よかったんだ、かわいさや一生懸命さだけじゃなくて、ちゃんと人間らしい芯の通った部分があるんだ』と僕はほれました。大友さん自身がすごくすてきな方だったので、僕も『真心…!』ってなりました(笑)」

――大友さんと真心の共通点のお話がありましたが、豊田さんと本田さんは役との共通点は何かありましたか?

豊田 「瑛太はクールなキャラクターだけど、かわいいものや甘いものが好きだというギャップがあって、僕自身も昔から、犬とか『なんか小さくてかわいいやつ』みたいなかわいいキャラクターを見てると癒やされて好きだったので、勝手にそこでシンクロしてるなって思っていました」

――かわいいワンちゃんの動画を見たりすることもありますか?

豊田 「もうずっと見ていますね。動物とか癒やされるものがすごい好きで、疲れたなって思った時はそういうのを見て、『あぁ、かわいい…』と思って。お風呂に浸かるのと同じぐらいすごく癒やされます」

本田 「優馬は男女問わず誰にでも優しくて、リーダーとしてしっかりみんなを引っ張っていく立ち位置にいるんですけど、僕はちょっとそれが苦手で。ちょっとサポートする副リーダーぐらいがちょうどいいんですよ。僕にはちょっとできないなって思うところが、彼の魅力的なところだなと思います。自分との共通点で言うと、みんなに優しくしている理由の一つが、“誰からもあまり嫌われたくない”という内面的なところがあって。そういうところは似ているというか、そうやって周りをうかがってしまうところが自分にもあるのかなと思いながら演じていました」

――本作は地上波版とTELASA版がありますが、それぞれの楽しみ方や見どころをあらためて教えてください。

大友 「地上波版は、デートや恋愛の部分で瑛太と優馬の間で揺れ動く真心を描いているので、王道のラブストーリーとして楽しんでいただけると思います。TELASA版では、もちろん恋愛要素も見どころの一つになるのですが、大学生活の中でサークル活動の部分にも重きを置いているので、どちらも見ていただくことで、今恋愛を楽しんでいる方にも、恋愛以外の部分で人生を楽しんでる方にも刺さるお話だと思いますし、より楽しみ方が広がるんじゃないかと思います」

豊田 「全部言われちゃった(笑)。簡単に言うと、地上波は真心と瑛太の恋愛のストーリーで、TELASA版は真心と優馬のストーリーです。どちらもキュンキュンできるので、ぜひ見てください!」

本田 「地上波版は大友さんが話された通りなんですけど、個人的にはTELASA版の方が優馬の内面的なところや、モノローグで内に秘めていた思いが映し出されていると思います。地上波版で優馬が取る行動の真意などが把握できるのがTELASA版なので、どちらも見て楽しんでもらいたいなと思います」

大友 「TELASAのように、ドラマを配信で見られることはこれまでもあったと思うのですが、この作品の面白いところは、同時期のこと、同時刻のことの裏側が地上波版とTELASA版を見ることで分かるので、どちらから見るかによっていろいろな答え合わせができるのではないかなと思います」

――最後に、タイトルの「始めかた」というワードにかけて、皆さんが2023年に始めたいことを教えてください。

大友 「始めたいというよりは、初めて挑戦したいことなのですが、バンジージャンプを飛んでみたくて。(豊田を見て)今スカイダイビングって言おうとした?(笑)」

豊田 「うん(笑)」

大友 「では、3人でどこかから飛ぼうと思います!」

豊田 「いいね!」

本田 「俺を連れていくなよ!(笑)」

大友・豊田 「一緒に飛ぼうよ」

本田 「2人で行って! マジでバンジージャンプは怖くて無理よ…」

――本田さん、豊田さんはいかがですか?

本田 「僕もあります! ボルダリングを極めたくて。1回だけ行ってハマったんですよ。来年はボルダリングにもっと行ってみたいなって」

豊田 「僕はキャンプをやりたいです。『MEN’S NON-NO』の撮影で、山奥で撮影があって、その時に空気が本当に澄んでいて。今まで自然が好きで、海とか湖とか行ってたけど、山もいいなって。山でキャンプとかしてみたいなと思います」

TELASAでは真心と優馬の映画デートなどを詰め込んだ「~ほろあま?ほろにが?デート編~」が本日12月31日午前11:00より先行配信スタート。地上波を見る前でも、見た後でも、どちらでも楽しめる物語となっています。ぜひご覧ください!

【プロフィール】

大友花恋(おおとも かれん)
1999年10月9日生まれ。群馬県出身。2012年にドラマ「結婚同窓会〜SEASIDE LOVE〜」(CSフジテレビTWO)で女優デビュー後、「チア☆ダン」(TBS系)、「あなたの番です」(日本テレビ系)、「新米姉妹のふたりごはん」(テレビ東京系)、「永遠の昨日」(MBS)など多くの作品に出演。12月9日公開の映画「散歩時間〜その日を待ちながら〜」ではヒロインの恵紙ゆかり役で出演。


豊田裕大(とよだ ゆうだい)
1999年4月10日生まれ。神奈川県出身。「MEN’S NON-NO」(集英社)専属モデル。2021年にドラマ「じゃない方の彼女」(テレビ東京系)で俳優デビュー後、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」(テレビ朝日ほか)、映画「妖怪シェアハウス-白馬の王子様じゃないん怪-」(22年)などに出演。23年には、Zドラマ第4弾「沼る。港区女子高生」(日本テレビ)に出演、映画「推しが武道館いってくれたら死ぬ」(春公開)、「銀河鉄道の父」(5月5日公開)が控える。


本田響矢(ほんだ きょうや)
1999年6月20日生まれ。福井県出身。2016年、「男子高生ミスターコン2016」でグランプリを受賞。その後、「星屑リベンジャーズ」(名古屋テレビ)、「38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記」(テレビ東京)、「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男」(CSテレ朝)、「ANIMALS-アニマルズ-」(ABEMA)、「青春シンデレラ」(ABCテレビ)などの作品に出演。

【番組情報】

「テレビ朝日・TELASA恋愛ドラマシリーズ 正しい恋の始めかた」
テレビ朝日系(※一部地域を除く)
2023年1月1日(水)深夜0:25〜1:25
「テレビ朝日・TELASA恋愛ドラマシリーズ 正しい恋の始めかた〜ほろあま?ほろにが?デート編〜」
TELASAにて12月31日(土)午前11:00 先行配信スタート

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【締切】2023年1月27日(金)正午

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取材/K・T 文/平川秋胡(テレビ朝日担当) 撮影/蓮尾美智子

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