海と列車が見える「ストリートピアノ」 JR大村線沿いにお目見え

JR大村線沿いにお目見えしたストリートピアノ=東彼杵町千綿宿郷、御慶緑茶

 誰でも自由に弾くことができる「ストリートピアノ」が、長崎県東彼東彼杵町千綿宿郷のJR大村線沿いにお目見えした。
 そのぎ茶を扱うカフェ「御慶緑茶(おけいりょくちゃ)」の敷地内。旅先でストリートピアノを弾く人がいると交流サイト(SNS)で知った店主の山口敦さん(39)が「町を訪れるきっかけに」と、製造から半世紀たったピアノを前オーナーから譲り受けて設置した。
 目の前には大村湾。それを取り囲む山々が連なり、夕方にはJR九州の観光列車「ふたつ星404(よんまるよん)7(なな)」も駆ける。景色にほれ込み起業した山口さんは「ここでどんな曲を奏でていただけるのか」と想像を膨らませ、出会いを心待ちにしている。


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