自分の好きを体現できる場所がたまたま田舎だった

私は6年前、24歳の時に大阪から和歌山県古座川町という

人口3,000人弱の田舎へ単身で移住しました。

私がこれから成し遂げて生きたいことは、

一人一人この社会でより生きやすくそれぞれの「想い」を体現し

心の火を灯し続けられるように力を貸すことです。

その手段として今、和歌山県すさみ町で中長期滞在に特化したゲストハウスと、

和歌山県古座川町で疲れた心と体を癒すリトリートツアーの運営をしています。

学生時代から田舎暮らしには憧れを抱いていました。

ただ学生当時は、「現実的に考えて20代で田舎暮らしをするのは難しそうやな。」

と同時に都会で働くバリバリのキャリアウーマンへの憧れもありました。

結婚してもや子供が出来ても仕事はずっと続けたいと考えていたので

結局就職活動は、「大阪・営業・女性・土日祝休み・育休」というような検索をかけて

大手生命保険会社に入社を決めました。

そして順調に社会生活を送って慣れてきた2年目の頃

漠然と10年後も20年後もこの会社で仕事を続けて行くのかなという思いが胸をよぎりました。

ちょうどその時期に「ユーチューバ」という職業が出てきて、

キャッチフレーズは「好きなことで生きていく」

その言葉にとても衝撃を受けた記憶があります。

私は幼少期の頃から、

割と安定思考で、レールから外れた道を歩まないと思っていました。

でも自分の素直な気持ちに耳を傾けた時、

「好きなことで生きていってもいいんかな?私もチャレンジしてもいいんかな?」っと考え始め、

入社してからなんとなく遠ざけていた「田舎暮らし」というものが、

段々大きくなっていき、

とにかく田舎に触れようかなということで会社が休みの日は農業ボランティアや、農家民泊へ足を運びました。

そんな中、

「20代で和歌山県の田舎へ移住した人がいるから

会いに行ってみたらどう?」という提案を受け

居ても立っても居られず、初めて和歌山県古座川町という町に降り立ちました。

壮大な大自然と、出会った地域の人たちのウェルカム感、

そして会いに行ったその方の働き方に感銘を受け、

帰る時には、「もうここに住む!!」と決めていました。

24歳。独身。子供なし。両親も元気で。わずかな貯金もある。

そんな理由をつけて

古座川町との出会いから半年で会社を辞め、

憧れだった田舎暮らしをスタートしました。

もちろん田舎暮らしは一筋縄では行かないこともありました。

人間関係にも悩みました。時には巨大な虫とも悪戦苦闘しました。

ただ暖かい人たちと、色んなことに挑戦している人たちに囲まれ毎日の暮らしも堪能していました。

「居心地がいいな。人の暖かさに助けられてるな。自然のある暮らしって素敵だな。」

と移住してより強く感じ、

自分だけではなくこの良さをもっと色んな人に伝えたいという思いと、

同世代の女性たちに私だからこそ何か伝えられる思いがあるのではないかと思いました。

そして自分が体現し続けていく様子をリアルで発信しながら

想いを伝える手段として「ゲストハウス」を立ち上げました。

ワクワクするなというものをカタチにしていくのは

本当に楽しいもので、

その延長線上がゲストハウスやリトリートツアーというカタチになり、

今はそれが私のかけがえのないものとなっています。

私にとって仕事とは、

「社会にとって必要で、自分の 好き を体現していく」ものだと考えます。

それらを通して、

自分と同世代の女性たちがより輝きながら、楽しく生きる選択肢を増やしたいという想いを胸に

これからも日々仕事に向き合っていきます。

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