ネイル見せポーズ(ねいるみせぽーず)

「ネイル見せポーズ」(ねいるみせぽーず)とは、プリントシール機での写真撮影や自撮りをする際に、手を口の前に持ってきて、伏し目がちにやや上から撮影するポーズのこと。

「ネイル見せポーズ」の意味

「ネイル見せポーズ」(ねいるみせぽーず)とは、プリントシール機での写真撮影や自撮りをする際に、手を口の前に持ってきて、伏し目がちにやや上から撮影するポーズのこと。

頬に手を添える通称「虫歯ポーズ」、顎のラインに沿ってピースする「顎ピース」などと並び、「小顔ポーズ」の一種とされている。

「ネイル見せポーズ」の由来・語源

「ネイル見せポーズ」自体は、近年誕生したものではない。Y2Kファッション・平成レトロブームの一種として、平成のギャルがプリクラで使っていたポーズが再度流行っているという状態だ。ちなみに、一躍ブームを見せている裏向きのピースを外側に倒した「ギャルピース」も平成ギャルのポーズである。

10代~20代女性の間では、人気アイドルが発案した「ちゅきちゅきポーズ」「動脈ピース」「さくピース」などが多く使用されるなか、こういった懐かしのポーズも混在している。その他の平成ギャルのポーズの代名詞といえば「eggポーズ」。腕をまっすぐ伸ばし、前に突き出すことにより、こちらも「小顔」を狙えるポーズとされている。

「ネイル見せポーズ」の活用例

1990年代に誕生した「プリントシール機」。96年に平成ギャルの間でプリクラブームが巻き起こり、99年には、当時大ブームを巻き起こしていた歌手の浜崎あゆみ氏風に肌を白く見せる機能が流行。さらに、ルーズソックスなどのアイテムがしっかりと映る全身撮影が誕生し人気を博した。2000年代に入ると、「デカ目機能」など、加工に特化したシリーズが登場。その後アイドルブームを経て、「ナチュラルに盛れる」といった「いかにも加工しています」感の少ないシリーズも登場し、顔のパーツの編集機能がさまざまな形で実装され始めている。

現行のプリントシール機のように、細かな加工が可能になったのは2016年頃からとされている。近年では原型を留めないほどの「写真加工」が話題に上がることもあり、現代のプリントシール機においてもその傾向にあるように思われる。だが、99年に「色白に見せる機能」が誕生しているように、「理想の自分」「なりたい自分」を写真に写すというのは、今も昔も若い世代の命題なのだろう。

プリントシール機やスマートフォンのアプリにこういった機能があるにもかかわらず、あえてポーズを取るのは、「小顔効果」のみならず、そのポーズ自体に「かわいさ」が付加価値として存在しているのも理由の1つと考えられる。プロの撮影でもこうした技術は使用されているようで、アイドルがさまざまなポーズで写真を撮影していることを考えると、頷けるものがある。

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