扉を開けると鏡餅や酒 福袋ならぬ”福ロッカー” 呉の銭湯で続く新年恒例サービス

呉市の銭湯では、新年の初湯に粋なお年玉が用意されました。

呉市阿賀北にある昔ながらの銭湯、「鶴乃湯」です。午前6時の開店と同時に多くの入浴客が訪れます。お目当ては、脱衣場にあるロッカーです。

脱衣場にはロッカーが64ありますが、家族総出で、鏡餅や酒、入浴券などの景品をあらかじめ入れておきました。

福袋ならぬ「福ロッカー」です。

1953年の創業以来、毎年、初湯の日に入浴客へ感謝の気持ちを込めて行っているサービスです。

入浴客「入浴券あたりました。2人そろって友達と」

入浴客「(日本酒が当たって)最高ですよ、新年早々」

鶴乃湯4代目 平石武士さん
「近場の風呂屋さんが一軒やめられたんで、今年は、よりいっそうお客さんが多かったのでちょっと大変でした」

「(お客さんの喜ぶ顔を見ると)もちろん毎年やって良かったと思う」

朝早くから訪れた入浴客は、「福ロッカー」のお年玉と新年の初湯を楽しんでいました。

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