去年の3倍・5000人の列も 伝統の仙台初売り始まる

江戸時代から続く伝統の「仙台初売り」が始まりました。

中野玲那記者「青葉区にある老舗「お茶の井ヶ田」に来ています。現在、午前6時半ごろなのですが、初売りの名物「茶箱」を求め早朝から多くの方が列を作っています」

店舗が中心部の別の場所から移転して2回目となる初売り。

前年に続きコロナ対策のため列に並ぶことができるのは事前に抽選で選ばれたおよそ100人に制限されました。

「茶箱」は1万円以上購入した客が手にすることができます。特に先頭の3人は「大箱」で茶や菓子のほか家電製品も入っています。

大箱を手にした人(岩手から)「当たったので楽しみに来ました。ラッキーですね。いっぱい色んな人に配れそうです」

百貨店の藤崎では、開店前に前年の3倍のおよそ5000人が列を作りました。

入場制限などの感染症対策を講じながらコロナ禍前と同じ2日間の日程で初売りが始まりました。

中野記者「ラスクが人気の洋菓子店の福袋。たった今完売しました。販売開始から10分程度で完売しました」

2023年は前年より5000袋多いおよそ2万5000袋が販売され、レトルト食品や菓子は開店後まもなく売り切れるほどの人気ぶりでした。

菓子の福袋を購入した人「今日孫が自宅に来るのでみんなで食べたいと思います」

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