コオロギの粉末使ってカレー 松山の雑貨会社が発売、味に自信

食用コオロギの粉末を配合したヒューネットのレトルトカレー

 松山市の雑貨会社ヒューネットが、食用コオロギの粉末を配合したレトルトカレーを発売した。食料問題の解決につなげようと、コオロギ事業を手がける同社の新商品は「カレールーのメーカーと共同開発し、味にこだわった一品」(担当者)に仕上げた。幅広い世代に親しまれるカレーの商品化で、国内で浸透しつつある昆虫食の分野で存在感を示す狙いがある。

 ヒューネットは2020年にコオロギ事業に参入。愛媛県内子町の廃校に養殖場を設け、キャンディーやおつまみを商品化した。カレーはキャニオンスパイス(大阪府泉南市)に開発を打診、快諾された。ビーフと魚介系の2種類で1個648円。

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