【続報】遺棄現場は震災被災地 若林区荒浜 仙台市死体遺棄事件 

30代の男女が仙台市内のアパートで成人男性の遺体を損壊し遺棄した事件で、警察は2日、遺体は若林区荒浜地内の土の中に埋められていたと公表しました。

この事件は、住所不定無職・前田広樹容疑者(30)と青森県青森市の接客業・山口優容疑者(31)が、2022年10月下旬から11月中旬頃、青葉区のアパートで身元不明の遺体を損壊しその後若林区内に遺棄したとして、死体損壊と死体遺棄の疑いで逮捕されたものです。

その後の警察への取材で、遺体が遺棄されていたのは若林区荒浜地区の仙台市が管理する場所だとわかりました。

遺体は土の中に埋められていたということです。

若林区の荒浜地区は海岸沿いで住宅が立ち並んでいましたが、東日本大震災で津波被害を受け、その後の集団移転などにより住宅などは残っていません。

遺体は腐敗が進んでいて、司法解剖した結果、2日時点で、成人男性で死後1~2カ月程度とみられ死因は不詳ということです。

前田容疑者と山口容疑者は知人関係で、2022年12月29日に青森県の青森警察署に「仙台市内で死体を遺棄した」と自首しました。

山口容疑者は2022年11月頃まで青葉区内のアパートで生活していたとみられていますが、前田容疑者は本籍は山梨県南アルプス市と判明しているものの、生活拠点などは未だ明らかになっていません。

2人は、警察の調べに対して「間違いない」と容疑を認めているということです。

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