自分も勉強しなかったので、娘に強く言えない。そんなときは。

福岡でいちばん企画書を書いてきたプランナー・中村修治さんが読者のお悩みにオモシロオカシク答えてくれます。「あー、あるある」「そっか、もうそんな感じでいっか」などなど、生きにくい日々をライトに潜り抜けるためのヒントになったりならなかったり!?ぜひ肩の力を抜いてお楽しみください!

相談者>>>>>>>>

高校受験を控えた娘を持つ父親です。

娘がいっこうに勉強する気配がありません。私も決して勉強していたわけではないので強くは言えないのですが、とはいえ心配です。見守るべきでしょうか?

<<<<<<<<ワタシの回答

受験勉強なんてクソですよ。

高校受験のための、合格だけを目標とした勉強など、意味がなくなるのも遠くない時代です。点数を上げるために正解ばかりを追い求める勉強に縛られるなんて、ひとつも面白くない。娘さんの態度は、実は、正しい社会への抵抗だと思いますよ。

社会科は、歴史を知り国のシステムを知るために。
理科は、生きているこの世界の成り立ちを知るために。
算数は、生活を少し便利にするために。
英語は、沢山の人達とわかりあうために。
国語は、それらをより正しく理解するために。
宗教は、より楽になるために。
哲学は、より自由になるために。
仕事は、承認を得続けるために。
恋は、錯覚するために。
愛は、たどり着くために。

勉強は、モノの見方を豊かにします。心を自由にするためにあります。凝り固まった人間にならないために勉強はするのです。不自由な人間にならないためにあるのです。だから、一生勉強なのですよ。

高校受験のために勉強しろ!!というのは、親としていただけません。
娘よ、もっと自由になりたいだろ!?
娘よ、選択肢が多い方が楽しいだろ!?
娘よ、羽を広げて羽ばたきたいだろ!?
そのように説得してみてください。
それでも勉強に熱が入らないなら、それまでです。
待つしかありません。

“もっと勉強をしておけば良かった”と言う不自由な大人たちは、
日本の受験制度の産物です。

勉強は、
自由になるために
するものです。

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