神奈川の百貨店で初売り 開店前の行列3割増も、3年ぶり行動制限なしで好調スタート

マフラーやハンカチなどの福袋を買い求める来店客ら=午前9時ごろ、横浜高島屋(横浜市西区)

 神奈川県内の百貨店で1~2日、初売りが行われた。3年ぶりに行動制限のない正月で、福袋を求めて来店客が早朝から長蛇の列をつくるなど、各店とも新年から好調なスタートとなった。

 横浜駅西口の横浜高島屋では2日、早朝から入り口で待機していた客が午前9時と同時に来店し、福袋売り場などがにぎわった。

 同店では当日、服飾品や日用品などの福袋を約1万個用意。列の先頭に並んでいた会社員の男性(31)=同市保土ケ谷区=は、「午前6時半から並んでいる。毎年、初売りは楽しみで、自分や家族にプレゼントするための福袋がほしい」と笑顔を見せた。

 同店によると、開店前の列は前年比の約3割増しだった。高田明宏店長は「想定以上ににぎわっている」と話し、「地元の方々に喜んでもらえる百貨店になるよう、新企画などを催していきたい」と意気込んだ。

 1日が初売りだった同駅東口のそごう横浜店では、午前10時の開店を30分前倒ししてオープン。同店によると、帰省する家族連れなどが目立ったといい、「オードブルや酒類などの売り上げが前年比2桁伸長した。お昼以降の来店客数も前年を大きく上回り、全体的に好調なスタートとなった」と話した。

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