長期保有で利回りアップ!株主優待と配当金がもらえる1月の権利確定銘柄3選

私自身、株主優待はもらえるけど配当金がない銘柄は物足りなく感じていることから、今回も配当金と株主優待のどちらも見込める1月に権利確定する銘柄を選択しました。1月は1年を通しても株主優待実施企業が少ない月ではありますが、配当も株主優待もあるキラリと光る3銘柄を紹介させていただきます。


タカショー(7590)

タカショーはガーデニング用品販売の大手企業。家庭用とプロ用どちらにも展開している、和歌山県海南市に本社があるガーデニング業界のトップメーカーです。

【株主優待内容】
Q.株主優待は誰がもらえるの?
A.1月20日及び7月20日現在の株主名簿に記載または記録された100株(1単元)以上を保有の株主が対象となります。

Q.株主優待内容は?
A.自社商品の割引、株数に応じポイントが贈呈されます。

【1月20日、7月20日】

【1月20日】
株主様限定の特設インターネット・サイト「タカショー・プレミアム優待倶楽部」において、ポイントを自社が扱うガーデニング関連商品から交換可能。

タカショーのプレミアム優待倶楽部ポイントの注意事項として、ポイントで交換できる商品が、自社のガーデニング関連商品に限定されているということです。

※次年度の1月20日現在において同一の株主番号で自社株式を保有された場合、ポイントの次年度繰越しが可能(最大2年間有効)。
※インターネットに登録できない株主様においては、電話にて申し込み可。ただし選択いただける商品に限りあり。

500株での総合利回り予想は4.2%ですが、もっともポイント効率が良い4,000株になると5.2%に上昇します。できるだけ多くの株式を保有してほしい、という会社の意図が見え隠れしていますね。

【7月20日】

ベステラ(1433)

ベラステは製鉄・電力・ガス・石油などのプラント解体工事のマネジメントを手掛ており、主軸は特殊な技術が必要とされる解体。特許を持つ「リンゴ皮むき工法」の、ガスや石油の巨大タンクを文字通りリンゴの皮を剥くように解体していく様は圧巻です。

【株主優待内容】
Q.株主優待は誰がもらえるの?
A.1月末日現在の株主名簿に記載または記録された500株(5単元)以上を保有の株主が対象となります。

Q.株主優待内容は?
A.株数に応じプレミアム優待クラブのポイントが贈呈されます。

プレミアム優待倶楽部は、ポイントに応じて約5,000種類もの商品から選択する事ができます。内容は家電からグルメ、体験などさまざま。また「WILLsCoin」と交換することにより、他社ポイントと合算して利用可能となっていることから、使い勝手のよい株主優待といえます。

ベステラ500株での総合利回り予想は2.9%とやや物足りない感が否めませんが、1,000株保有すると総合利回りは一気に5.6%まで上昇します。1,000株保有してほしいという会社の意図が見え隠れしていますね。

画像:ベステラ・プレミアム優待倶楽部より引用

ミサワ(3169)

精密機械メーカーとして創業したミサワですが現在は「unico」ブランドで家具・インテリア・雑貨等を販売しています。店舗は関東を中心に全国各地で展開中。

【株主優待内容】
Q.株主優待は誰がもらえるの?
A.1月末日現在の株主名簿に記載または記録された300株(3単元)以上を保有の株主が対象となります。

Q.株主優待内容は?
A.unico オリジナルグッズ(5,000 円相当)が贈呈されます。

<2023 年1月期の株主優待制度の優待内容>
・株主様限定バスギフトセット(バスタオル・ボディタオル・入浴剤)
・株主様限定九谷焼 豆皿 4 枚セット
・株主様限定クッションカバー&中材セット

同社株を300株保有することで株主優待を得る権利となりますが、3年継続保有することで100株でも株主優待品がもらえるようになります。総合利回り(予定)はなんと4.3%から9.8%と大幅に良くなります。

【参考】
2022年1月期に頂いた株主優待品


今回は1月に権利を迎える銘柄という比較的選択肢が少ない月ですが、株主優待も配当金(予想)もどちらもある銘柄を選択しました。また、今回選択した銘柄は、保有株数や継続保有年数によって、株主優待と配当金を足した総合利回りが増したりする銘柄でもあります。1月銘柄、検討してみてはいかがでしょうか?

※本記事に掲載している情報は2022年11月末日時点のものです。
※株主優待の内容は変更される場合がありますので、必ず当該企業のホームページ等をご確認ください。
※本特集は個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。

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