スポーツクラブも福井県中体連大会に参加可能 2023年度から資格拡大、1月12日まで申請受け付け

 福井県中学校体育連盟(県中体連)は2023年度から、主催する県大会や各地区大会に、中学校の運動部以外に民間の地域スポーツクラブ所属選手にも参加資格を拡大する。参加を希望するスポーツクラブは認定を受ける必要があり、県中体連は1月12日まで申請を受け付けている。

 部活動の地域移行が進められる中、日本中学校体育連盟が全国中学校体育大会(全中)に民間団体に所属する選手の参加を全競技で認めたことを受けた措置。

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 県中体連の認定基準は、県の各競技団体に登録していることなど10項目がある。参加が認められない条件として、スポーツクラブと在籍中学校の両方からの同一競技参加や、スポーツクラブ同士の合同チームなどがある。

 競技によって参加基準は異なる。陸上のリレー種目では大会登録メンバー全員が同一校の生徒に限り、スポーツクラブ所属でも参加できる。サッカーは、日本サッカー協会(JFA)に登録したクラブのU-15(15歳以下)チームが、クラブユース連盟には所属していない場合に参加できる。県中体連は「それぞれの競技で確認をしてほしい」と話している。

 申請に必要な書類は県中体連のホームページからダウンロードでき、認定申請書、認定基準チェック表、チーム所属名簿を県中体連事務局に直接提出する。3月に審査結果がクラブに通知される。

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