10代で父になった6人のスター選手

ワールドカップイヤーが終わり、欧州主要リーグは後半戦の戦いを迎えている。

ここでは、10代で父親になった選手たちを取り上げてみる。

ネイマール

PSGに所属する30歳のブラジル代表FW。

当時19歳だった2011年8月に息子ダヴィ・ルッカ君が誕生した。

母親は当時17歳の女性だったが、2人は結婚せずに離縁。そのため、ルッカ君は普段は母親と一緒に暮らしているが、ネイマールとも頻繁に会っている。

また、ネイマールと女性との関係も良好で、SNSにもその様子をポストしている。昨年のワールドカップでルッカくんは後頭部をブラジルカラーに染めて応援していた。

ちなみに、ネイマールの父もプロサッカー選手。1992年、その父がまだ選手だった当時、生後4か月のネイマールは大きな交通事故に遭遇したものの、額に軽い切り傷を負っただけで済んだ。

エデン・アザール

レアル・マドリーに所属する31歳の元ベルギー代表FW。

14歳で出会ったナターシャさんと2012年に結婚したが、19歳だった2010年に長男ヤニスくんが誕生している(カタカナで彫ったジャンニスというタトゥーは彼のこと)。

その後、レオ、サミー、サンティも誕生。アザールは息子たちと料理番組に出たことがあるほか、4人兄弟は昨年のワールドカップでは揃って観戦に訪れた。

アザールはそんな子供たちの名前を左腕にタトゥーとして彫っているが、そこにはイヴァンという名前もあり、5人目の子供とされている。

なお、アザール自身も4人兄弟の長男。兄弟3人の生年月日もタトゥーとして刻んでいる。

ラヒーム・スターリング

チェルシーに所属する28歳のイングランド代表FW。

18歳だった2012年に娘メロディちゃんが誕生し、その後、別の女性との間に2人の息子も授かっている。

8人ほどの子供がいると噂されたこともあるが、それは事実ではない模様。

スターリングの左肩に愛娘のタトゥーがあるほか、左の太ももには息子のタトゥーも彫っている。

また、右足には銃のタトゥーもあるが、これは彼が2歳だった時に射殺された父親へのトリビュートだと説明している。

アントニ・マルシャル

マンチェスター・ユナイテッドに所属する27歳のフランス代表FW。

17歳で後の妻になる女性と出会うと、2人の娘を授かる。長女が生まれたのは、彼が19歳の時だった。

ただ、マルシャルの浮気が原因で、結婚生活は4年で破綻。既婚者ながら独身だと装って女性と関係を持ったことも…。元妻によれば、マルシャルはユナイテッド移籍後に名声と金で変わってしまったとか。

アントニ

マンチェスター・ユナイテッドに所属する22歳のブラジル代表FW。

寝室すらない貧しいスラム街で育ち、売人が売る大麻の臭いが室内まで漂ってくる壮絶な環境から這い上がった。

19歳だった2019年に息子ロレンゾくんが誕生。

「自分はティーンエイジャーから一人前の大人になった。子供を育てることで責任も増す。自分のためだけでなく、愛する者のために何かをするようになる」とその当時に話していた。

彼は試合で着用する脛当てにも愛息の姿を描いている。

ウェズレイ・モライス

レバンテに所属する26歳の元ブラジル代表FW。

2019年にアストン・ヴィラがクラブ史上最高額となる2200万ポンド(35億円)で獲得したことで有名になった巨漢ストライカーだ。

彼も壮絶な生い立ちをしている。わずか9歳で父親を亡くした後、ネジを選別する工場で働き、ヨーロッパを渡り歩く入団テストを経て、プロになった。

また、14歳で初めての子供を授かると、その2年後には第二子が誕生している。

「子供がモチベーションだよ。家族、子供、母親のことを考えなければいけない。

14歳の時に最初の子供が生まれた。プロとしてサッカーをやろうと思い始めた時期だったので難しかった。

昼間は働き、夜からトレーニングをしなければいけなかった。

毎日、練習が終わると母に電話する。父が9歳の時に亡くなったので、母が自分にとって全て。

父が亡くなった時、母はひとりで自分と兄弟を抱えることになり大変だった。

母はそれを乗り越えたし、いまは自分が母のために何でもする。

(自分の人生に最も影響を与えたのは)最初の子供。お金を稼ぐ必要があった。

14歳では難しかったし、サッカー選手になるためにどんなことでもしなければいけなかった」

ただ、ヴィラでは怪我による長期離脱もあり、期待に応えられず。

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ローン暮らしを余儀なくされることになり、現在はスペインに貸し出されている。

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