【北九州】2022年に最も注目された『公園』は? 人気記事トップ10発表

1700を超える公園がある北九州市。

地元密着メディア「北九州ノコト」では、普段あまり意識することがない地元にある公園に注目。王道の公園から地元の人にもあまり知られていない公園まで、さまざまな公園の情報を紹介してきました。

今回は2022年に公開した記事の中で、多くの人に読まれた公園記事TOP10を発表します。

10位 中原公園(戸畑区)

戸畑区中原(なかばる)にある「中原八幡宮」。その境内に向かって右側にあるのが「中原公園」です。

神社を見ながら右手に進むと見えてくるのは、すべり台やブランコ、鉄棒などの遊具が設置された広場。パンダ型の遊具を囲むように遊具が並ぶ広場は、あまり広くないので、子どもたちの遊ぶ姿をベンチに座ってのんびり見守ることができそう。

豊かな緑に囲まれる広場は小高い丘の上にあり、広場の下にはグラウンドが広がります。

9位 波打町公園(若松区)

JR若松駅から歩くこと約25分のところに位置する波打町公園洞海湾などの海や港が近いという土地柄が名前に反映されていますね。

公園でまず目に入るのが、大きなコンクリート製の遊具。なんと1つの遊具にすべり台が3つもあります。さらにはトンネルや数種類の足場もあり、裏側に回ると切り株のモチーフが砂場につながっています。ちょっとした迷路のようで、遊ぶ子どもたちの冒険心を少しくすぐられそうですね。

もう一つ気になるのが、木製の遊具。遊具の中は空洞になっていたり仕切られていたりと、ここもまた迷路のようで冒険心がくすぐられます。

8位 和布刈公園(門司区)

北九州市内に11基が存在しているというタコ遊具。ひとつとして同じものはないというタコ遊具ですが、国内でも最大級といわれているものが門司区の「和布刈(めかり)公園」にあります。

高さ約6メートル、幅約20メートルの大きさで抜群の存在感を放つ巨大タコ遊具は、2010年に誕生しました。名産品の「関門海峡たこ」にちなんで設置されたといいます。それを聞くと、目の前に広がる関門海峡を見守るようにその場に座り続ける大ダコの姿が、故郷を懐かしんでいるかのような切なげな姿に見えてくるから不思議です。

迷路のような複雑な形をした巨大タコ遊具から伸びる足は全部で8本。足はすべり台や階段、トンネルなどになっており、どの足から上って、どの足から降りてこようか迷うほどの本数ですが、子どもたちにはたまらなく魅力的なようです。

7位 小倉高峰パンダ公園(小倉北区)

板櫃中学校のそば、住宅街の中にある「小倉高峰パンダ公園」。公園名に動物の名前が正式についている公園は北九州市内ではあまり見かけないので、気になって取材に行ってみました。公園の名前が刻まれた園銘石が設置された入り口から入ると、真っ先に目に飛び込んでくるのが『パンダ』!「この像があるからパンダ公園なのか…」と納得するしかないパンダが公園を訪れる人たちを出迎えてくれます。

公園内には、鉄棒やブランコといったオーソドックスな遊具、子どもたちが喜びそうなコンビネーション遊具などがあり、近所の子どもたちが集まってきそうな居心地の良さです。

6位 新堤公園(戸畑区)

JR九州工大前駅から徒歩5分ほどの場所にある「新堤公園」。ここでも「タコすべり台」を発見しました。

グラウンドとの境にどっしりと構えるタコすべり台は、グラウンドからの侵入者を防ぐ『番人』のようにも見えてきます。その前には、「海」のような「波」のような「船」のような、水色の壁が境界線のごとく配置されています。

そのほか、クライミングホールドがついたボルダリング遊具、ノーマルなすべり台や鉄棒、ブランコなどもありました。

5位 ひびきどんぐり公園(若松区)

若戸トンネルを出て若松北海岸方面へと国道495号線・若松コスモス街道を車で走っている途中にある穴場の公園ひびきどんぐり公園」。西部ガスグループが2030年までに北九州市若松区の90万平方メートルの広大な土地に20万本の木々からなる森につつまれた総合エネルギー基地を創るという「ひびきの森」の一角にある公園です。

子ども向けの遊具はありませんが、四季の彩りを感じる花々やどんぐりの美しい木々、自然石のアートワーク、ひびきの森全体を見渡せる展望台などがあります。展望台からはタンクや風力発電機を見ることができ、夜には工場夜景を眺めることもできるそうです。

公園は往復750メートルほどで、10分もあれば端から端まで行って戻ってくることができます。無料駐車場やトイレのほか、東屋もあるので、ウォーキングを楽しみたい人にもピッタリですよ。

4位 三萩野公園(小倉北区)

プロ野球の公式戦も行われる「北九州市民球場」や球技場、体育館など、運動公園にふさわしい設備が揃う「三萩野公園」。「メディアドーム」に隣接する芝生広場の中にある遊具エリアに行ってきました。芝生が敷かれているので太陽光の照り返しも少なく、気候がよくなってきたら、青空の下、レジャーシートを敷いて寝っ転がるのも気持ちが良さそうな公園です。

遊具エリアには数多くの遊具が設置されていて、日々多くの子どもたちが汗をかきながら思いっ切り遊んでいますが、特に人気なのが街なかの公園では珍しいターザンロープ。そのほか、小さい子ども用のクライミング遊具もあり、さまざまな遊びができるので、子どもたちも飽きることなく楽しめそうです。

遊具広場で非常に気になる存在なのが、各遊具の間に設置されているニンジンやキャベツ、ミカンと思わしきオブジェの数々。どうやって遊ぶのか、そしてなぜここに置かれているのか。いくら考えてもわからない謎の存在として転がっています。

3位 曽根東臨海スポーツ公園(小倉南区)

小倉南区曽根にある、敷地面積約10ヘクタールの広さを誇る「曽根臨海公園(愛称/曽根東臨海スポーツ公園)」

遊具広場の中央には白鳥のような大きな遊具があり、それを囲むように大小合わせて7つもの滑り台が設置されています。一部の遊具は6歳以上と使用を制限されている箇所もありますが、その他にも小さな子どもも楽しめる遊具や屋根付きベンチ、健康遊具もあり、親子3世代で1日中体を動かせます。

休日になると家族連れでにぎわいますが、駐車場スペースが120台分以上あるので安心です。

2位 葛原東ふれあい公園(小倉南区)

JR下曽根駅から10分ほど歩いた場所にある「葛原東ふれあい公園」

公園の近くにかつて旧北九州空港があったことが関係しているのかわかりませんが、飛行機型の遊具が存在感を放っています。この遊具で遊んでいるうちに、パイロットやキャビンアテンダントなどを夢みる子どもたちも出てくるかもしれませんね。

敷地を出て、道を1本挟んだところに小さな公園がありますが、ここも「葛原東ふれあい公園」です。こちらは小さな子どもたち用の公園となっていて、鉄棒やジャングルジム、すべり台、砂場があります。

1位 大里公園(門司区)

2022年に公開した公園記事で1位に輝いたのは、2022年にリニューアルされたばかりの遊具広場が人気を集める「大里公園」。手前が遊具広場、奥が斜面遊具広場。複数の大型遊具が設置されており、休日には多くの子どもたちでにぎわっているといいます。

遊具広場には、3~6歳向けの幼児用遊具と、6~12歳のもう少し大きな子ども向けの遊具がそれぞれ設置されています。「船」をイメージした6~12歳向けの複合遊具、「汽車型」の幼児用複合遊具と、それぞれの年代の子どもたちが喜びそうな複合遊具が目を引きます。大きな子どもたちと小さな子どもたちに分かれて遊ぶことができるので、親も安心して子どもを遊ばせることができますね

また、斜面遊具広場には、「グリッサンドすべり台」「ボルダリング」「草そり場」と、約7メートルという高低差を活かした遊具が設置されています。

市内の公園は1700超 まだまだ編集部が知らない公園も

2022年の公園取材では、タコすべり台や飛行機・白鳥型の遊具、ランク外ではありましたが「戸畑祇園大山笠」をかたどった浅生公園のターザンロープなど、面白い遊具との出会いがたくさんありました。また、車でしか行けないものの、工場夜景が楽しめるひびきどんぐり公園といった大人にこそ楽しんでもらいたい公園にも巡り会うことができました。

今回紹介した公園以外にもさまざまな公園を取材してきた編集部ですが、北九州市には1700を超える公園があるだけあって、まだまだ知らない公園もたくさんあります。もしかしたら、あなたが知っている公園情報が記事になるかもしれません。そんな情報を北九州ノコトに投稿してみませんか。情報提供をお待ちしています!

(北九州ノコト編集部)

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