2023年もTCRJにBRPが2台体制で参戦。HIROBONは世界戦への挑戦もスタートへ

 1月4日、バースレーシングプロジェクト(BRP)は、TCRジャパンシリーズに2023年もクプラTCR、アウディRS3 LMSの2台体制で参戦すると発表した。ドライバーはクプラが2023年チャンピオンのHIROBON、アウディが急成長するジェントルマンドライバーの鈴木建自となる。

 TCRジャパンをはじめ、さまざまなカテゴリーに積極的に参戦しているBRPは、すでに3日にはスーパー耐久の参戦体制を発表しているが、さらに2021〜2022年にHIROBONがサタデーシリーズ/サンデーシリーズのチャンピオンを獲得しているTCRジャパンの参戦体制も発表した。

 チームは2023年も2台のセカンドジェネレーションのTCR車両を投入する。2連覇を果たしたHIROBONが継続して19号車のクプラTCRを、2022年も急成長を遂げた鈴木建自が17号車のアウディRS3 LMSを継続してドライブすることになった。

 そして、2023年は新たにHIROBONが新たに導入されたTCRワールドランキングシステムにより、世界戦へのチャレンジをスタートさせる。世界中のツーリングカー使いのランキングがつけられるが、TCRジャパンのみならず海外戦への挑戦を行うことで、さらなるランキングポイントを狙っていくことになる。

「2022年は2年連続でTCRジャパンの4つのすべてのタイトルを獲得し、フルコンプリートチャンピオンを獲得することができました。そしてその実績をもとに、2023年からはワールドランキングシステムにより、いよいよ世界へのチャレンジをスタートさせます。1000名を超える世界中のTCRドライバーがライバルとなり、文字通り世界一を目指した戦いのスタートとなります」とBRPの奥村浩一代表。

 とはいえ、海外の挑戦にあたっては国内でしっかりと戦うことが前提だという。「海外戦へのチャレンジも積極的に進めたいと考えていますが、しっかりと国内シリーズであるTCRジャパンで確実にポイントを重ねて、世界と戦える準備を毎戦緊張感をもって挑みたいと思います」と奥村代表は語る。

「また引き続き17号車アウディRS3 LMS Gen2で参戦する、50歳を超えてモータースポーツを第二の人生としてチャレンジしている、鈴木建自選手のようなジェントルマンドライバーをチームの長年の経験と実績をもとにサポートすることが、チームの大きなコンセプトであり、チーム発足以来大切に守り続けている正に命題です」

「安全にさらに効率よくドライビングスキルを身に着けることに重きを置き、このふたつの大きなコンセプトに全力で挑む舞台として2023年のTCRジャパンシリーズを昨年に引き続き選びました。皆さまぜひご支援、ご声援何卒よろしくお願い致します」

バースレーシングプロジェクト

2023年TCRジャパンシリーズ 参戦体制

No.17 アウディRS3 LMS Gen2
車両名:BRP☆Audi Mie RS3 LMS Gen2
ドライバー:鈴木建自

鈴木建自がドライブするアウディRS3 LMSのカラーリング

No.19 クプラ・レオン・コンペティション Gen2
車両名:BRP☆HITMAN☆ANDARE CUPRA Gen2
ドライバー:HIROBON

HIROBONがドライブするクプラTCRのカラーリング

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