松山英樹は新年初戦を前に「不安が大きい」 体の状態に憂慮

開幕2日前はアウトコースをプレーした松山英樹(撮影/石井操)

◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 事前(3日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)

ハワイで2023年の初戦を迎える松山英樹は、開幕2日前の3日にアウトコースの9ホールをプレー。練習後にコースへ出て、カートを乗り降りしながら調整を図った。約2カ月ぶりとなる試合を前に、「年明け新たに、という感じだけど不安の部分が大きい」と体の状態は万全とはいかず、1年前と違って表情はさえない。

2022年は、第3ラウンドの途中に首痛で棄権をした11月「ケイデンス ヒューストンオープン」を最後に終えた。オフを挟んだ現在も、ショット練習はこなせるものの、試合になれば「どういう状態になるか」と不安要素を残したままだ。この日のラウンド中にも、時々首を気にするようなしぐさが見られた。

練習ラウンドを前にショット調整(撮影/石井操)

前回大会では、キャメロン・スミス(オーストラリア)が大会記録を更新する通算34アンダーで優勝。ことしもスコアの伸ばし合いが予想される中で、「ゴルフはさほどできていないし、体も痛みのない状態には作れていない。スコアというよりは4日間できることを目指して」と話すにとどめた。

それでもハワイは昨年、次週に控える「ソニーオープン」を初めて制すなど良いイメージを残す舞台。会場が異なるだけに「関係ないかな」とかわすが、史上7人目 の“ハワイシリーズ制覇”、アジア勢で最多となるツアー通算9勝目に期待がかかる。(ハワイ州カパルア/石井操)

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