
2022年の全国の交通事故死者数は前年より26人少ない2610人で、統計がある1948年以降で最も少なかったことが4日、警察庁の集計で分かった。6年連続で最少を更新した。
警察庁によると、65歳以上の高齢者は1471人で前年より49人減。全体の56.4%を占めた。高齢ドライバーや歩行者の事故は後を絶たず、警察庁は一定の違反歴がある75歳以上に、運転免許更新時に運転技能検査(実車試験)を義務付けるなど、対策を進めている。
死者全体の都道府県別では大阪が141人で初めてワーストになった。愛知137人、東京132人が続いた。最少は鳥取14人、次いで島根16人。