高知東生の凄絶なる初小説『土竜(もぐら)』が、1月25日(水)光文社より発売! 帯には、直木賞作家・重松清の推薦文も

『小説宝石』掲載時から、「本当に高知東生が書いたのか!?」と文芸界でも話題となっていた高知東生の短編小説がこの度まとまり、単行本化される。 彼のひた隠されてきた生い立ちと半生を切り取り、物語というかたちで描き切った、覚悟の自伝的小説集である。

雑誌掲載時より、さまざまな読書人を唸らせてきた独特の世界観。 底なしの寂しさを切々と綴る圧倒的筆致に、驚きの声が続出している。 本の帯には、直木賞作家・重松清よりコメントが寄せられている。

このようにしか生きられなかった男と女の、哀しさと愚かさと愛おしさが胸に迫る。

すべてを曝け出す覚悟と、さらけ出したことに甘えない覚悟とを胸に刻んだ人

──すなわち「作家」の、始まりの一冊なのだ。(重松清)

著者の言葉

「土竜」というタイトルが浮かんだ。生涯土の中に埋めておこうと思った話がひょっこり顔を出した。恥だと思って隠し続けてきた心の内を小説という形で表現できた。土竜なりに一生懸命生きてきたなと思う。

──高知東生

著者プロフィール

1964年高知県生まれ。1993年芸能界デビューし、俳優として、大河ドラマ『元禄繚乱』、映画『新仁義なき戦い』などドラマや映画で活躍。2016年覚醒剤と大麻の所持容疑で逮捕。現在は、俳優復帰を果たしたほか、依存症の啓発や人が再起していく様子を描く「リカバリーカルチャー」を広める活動を行っている。著作に『生き直す 私は一人ではない』がある。

【活動】

◉メンタルケアについて語る動画配信

YouTube「たかりこチャンネル」@taka-rico

◉自身と向き合い日々をつぶやくTwitter @noborutakachi

◉雑誌「一個人」冬号(12月28日発売)から連載エッセイスタート

◉「全国ギャンブル依存症家族の会」講演活動 https://gdfam.org/

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