ザトウクジラ、奄美来遊シーズン ツアー開始、雄姿に歓声

鹿児島県奄美市沖でジャンプするザトウクジラ=4日午前

 鹿児島県の奄美大島や沖縄の近海で、ザトウクジラが来遊するシーズンを迎えた。奄美ではホエールウオッチングも始まり、4日のツアーでは招待された地元住民約40人が、水しぶきをあげたり、ジャンプしたりする雄姿に歓声を上げていた。ツアーは3月末まで。

 奄美クジラ・イルカ協会によると、ザトウクジラは12月ごろから4月ごろまで、出産や子育てのため暖かい海に来遊する。今シーズンは最も早い昨年11月24日に初確認された。協会は近海での昨季の確認数は1767頭で、過去最多だったとした。

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