【中山金杯/穴ライズ】想定“8人気”前後の伏兵 「今回のメンバーに入れば威張れる」

■カレンルシェルブル

3歳時はセントライト記念で4着に健闘、昨年2月のダイヤモンドSでは6着。その後、自己条件の3勝クラスに戻って4戦目の前走・魚沼Sでようやく勝ち上がり、オープン入りを果たし、年明けの金杯へ駒を進めてきた。

実績不足は否めないが、勝ち馬から0秒9差と完敗だったダイヤモンドSの敗因を距離に求めれば、タイトルホルダーやソーヴァリアント、オーソクレースらが揃ったセントライト記念で掲示板は、今回のメンバーに入れば威張れるもの。

いつもより1列後ろで我慢した2走前の関ケ原Sの末脚が印象的で、レース上がり3F35秒7に対し、自身は33秒6。前走・魚沼Sは2走前より1列前の4角9番手だが、実際は追い出しを我慢して末脚爆発。再びの上がり33秒6を繰り出し、外からまとめて差し切った。この内容なら上のクラスで通用する。下級条件でモタついた戦績から、人気の盲点となりそうだ。

著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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