【2023年1〜2月開催】水陸両用バス「TOKYO NO KABA」で陸海空からの東京を体験してみた!|東京タワー開業記念ツアー

いつもは電車から眺める大都会・東京を、陸と海から巡る水陸両用バス「TOKYO NO KABA」。運行5周年を迎え、2022年12月23日(金)の東京タワー開業記念日から「東京サンセットツアー」(全4回)を2023年2月まで開催中です。日没の瞬間から夜まで、1回目のツアーに参加して、陸・海・空から非日常の東京景観を体験してきました!

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「東京サンセットツアー」特別プラン

水陸両用バス「TOKYO NO KABA」の運行5周年を記念し、日没前後の港区の魅力を“陸・海・くう(食う/空)” で巡る「東京サンセットツアー」。

陸上も水上も進むことができる水陸両用バス「TOKYO NO KABA(トーキョー ノ カバ)」、東京のランドマーク「東京タワー」、自家製豆腐と旬の食材を使ったとうふ会席料理「東京 芝 とうふ屋うかい」がタッグを組んだ超マイクロツーリズムです。

港区観光大使であり、別の名を「地理バッ地理Ⓡ3ハンター」である澤内隆さんのガイド付き。港区の「3」にまつわる街の話を色々聞きながら巡ることができ、発見と笑いがいっぱいでした。

2017年11月に開業した水陸両用バス「TOKYO NO KABA」。古代エジプトの守り神であるカバをイメージして、バスにはカバの大きな絵が描かれています。日本ではまだ珍しく、山梨県・富士山の麓にある山中湖では3台、東京には1台が走っています。

東京で走行する「TOKYO NO KABA」は、お台場エリアを土日祝に運行しています(平日運休)。正面は船のような形をしていて、街を走っていると通行人からも注目の的でした!

1958年に開業した「東京タワー」は、季節やイベントごとでいろんな色に変化して夜空を彩る東京のランドマーク。

「東京サンセットツアー」は、この東京タワーの開業記念日2022年12月23日(金)を皮切りに、2022年12月現在、4つの特別プランで展開中。1つ目は2022年12月に終了し、2023年1月には、さらに「食」を設けた3つの異なるプランが控えています。ツアー定員数は30人、各プランによって料金は異なります(当日現地払い)。

私は最初の「水陸両用バス「TOKYO NO KABA」5周年&東京タワー開業記念日の特別プラン」(4,980円・税込)に参加したのでレポートします!

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15時30分に出発!

15時30分、TOKYO NO KABAに乗車して、東京タワーを仰ぎ見ながら出発!

座席シートにもカバがいっぱい! 陸上の走行はシートベルトをして、水上ではシートベルトを外し、子どもは水上走行のときはライフジャケットを装着するというルールです。

窓はガラスではなくビニールで覆われて、屋根もスケルトン。水陸両用バスとしては世界初である「高品質3Dサウンド」を取り入れて、頭上から音楽が立体的に聞こえてワクワク感もアップして、通常の車でも体験できない開放的なバスツアーです。

右手には、正式名称「三縁山広度院 増上寺」、“昭和33年”12月23日開業の高さ“333m”の東京タワー、都営地下鉄“三田線”など、スタートからガイド・澤内さんの「3」にまつわる港区観光情報が炸裂!

新橋駅の高架下。ガタンガタンと電車の走る音も迫力があります。

途中、澤内さんからバスのガイドさんにバトンタッチして、お台場の観光名所をプチ情報付きで紹介。都内在住でも東京観光の参考になります!

いつもは「ゆりかもめ」で渡るレインボーブリッジ。上下に道路がある二重構造で、バスからの眺めにドキドキ! 走行する車、東京湾を横切る船、東京タワー、東京スカイツリー、対岸には豊洲エリアという疾走感あるパノラマビュー!

橋を渡って、お台場エリアに着くと太陽が少し夕日色に傾き始めていました。ダイバーシティ東京、2022年に閉館したパレットタウン、23年間の営業に幕を閉じたお台場のシンボル的存在のパレットタウン大観覧車など、夕日に照らされながらお台場の街の歴史を聞けるのも感慨深いですね。

16時頃、待ちに待った東京湾遊覧。お台場海浜公園大きな水しぶきをあげて東京湾へダイブ! 風の強い日は波も立ちやすく、天候によって中止になる場合もありますが、この日は無事決行。“カバピース”のポーズを作って、「3・2・1!」の掛け声で大胆に海にダイブ!

ザッブーン! と目線を超える波しぶき! ツアー中で1番参加した皆さんが「わぁー!」と声を出して盛り上がっていました! 尚、海への入水の判断は間際になるので、予めご了承ください。

入水の波が落ち着いたら、夕日が水面に光を落とし、窓のビニールにしぶきが反射してノスタルジックな船旅に。

東西の空は分刻みで色が変化して、参加の皆さんも写真撮影に夢中になりつつ魅了されているようでした。

レインボーブリッジから折り返して、遊覧も後編へ。橋の下から見上げると迫力満点!

無数のカワウ、そしてユリカモメも飛んでいました。赤い嘴と足が特徴で、夏はカムチャッカ半島で過ごし、冬に東京に飛来しているそうです。

オレンジ色の夕日、群青色の空、キラキラと輝く水面、ビル群の陰影と、刻々と変化する約45分のあっという間の東京湾遊覧。

上陸したら、東京五輪の選手村や築地を走って、東京タワーへ戻ります。橋の隙間から遠くに東京タワーのシルエットも。青、藤色、橙と、夜に向かう色のグラデーションに魅せられることでしょう。

東京タワーに到着した頃にはすっかり日も落ちてすっかり夜に。15時30分〜17時30分のツアーは、自然と都会の“今この瞬間”の光の共演でした。

最後に、澤内さん(右)とバスガイドさん(左)が“カバピース”で記念撮影。おふたりのおかげで、学んでワクワクしたバスツアーとなりました!

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東京タワーの夜景で締めくくり

17時30分頃、東京タワーに到着したら、そのままメインデッキへ登って夜景で締めくくり、自由解散。

高さ150mからの夜景。左手奥には、ツアーで巡ったレインボーブリッジ。今までは、ただ東京夜景を眺めるだけでしたが、あの道を走ったな~と道中を思い浮かべながら浸りました。

遠くには富士山の輪郭もくっきりと。周囲360度の夜景はまるで宇宙空間のように神秘的で、忘れられない思い出になりました。

(写真提供:東京タワー)

ちなみに、高さ250mの「トップデッキ」は、いろんな形の鏡を組み合わせた未来的な景観も体験できます。

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2023年1月〜2月の3つのプラン

2022年12月現在、今後は3つの特別プランが控えています。

(写真提供:東京 芝 とうふ屋うかい/吉祥庵)

2023年1月20日(金)は、「東京ベストビュー巡り&吉祥庵で楽しむAFTERNOON TEA」プラン(ツアー代金9,980円・税込)。「東京 芝 とうふ屋うかい」のラウンジ「吉祥庵」で、自家製スイーツのアフタヌーンティー(写真)を楽しんだら、16時〜「TOKYO NO KABA」に乗ってお台場エリアを遊覧し、東京タワーのトップデッキで夜景を楽しむコースです。

2023年1月27日(金)は、「東京ベイエリア周遊&とうふ屋うかいで名物料理を味わう」プラン(ツアー代金:13,900円・税込)。自家製豆腐を使った名物料理と旬の食材のランチを味わったら、15時〜「TOKYO NO KABA」に乗って東京湾を遊覧し、アクアシティお台場エリアでサンセットを楽しむコース。

2023年2月10日(金)は、「東京ベイエリア周遊&とうふ屋うかいでとうふ会席料理を味わう」プラン(ツアー代金23,000円・税込)。特選和牛を使用した料理を含むとうふ会席料理を堪能したら、15時〜「TOKYO NO KABA」に乗って東京湾を遊覧し、アクアシティお台場エリアでサンセットを眺めるコース。

東京観光地として単独でも楽しめ各スポットが繋がった特別なツアープラン。終始、ガイドさんたちのお話も興味深く、変化する大都会で、不変の自然の美しさ、電車移動では出会えない東京の風景を発見できました!

東京サンセットツアー

●開催日:2022年12月23日(金)、2023年1月20日(金)、1月27日(金)、2月10日(金)

●予約:http://www.fujiexpress.co.jp/sunset/index.html

●Twitter:@tokyo_3set

●Instagram:@tokyo_3set

*※TOKYO NO KABAは、天候(風・波など)の状況により海への入水を中止する場合あり。海への入水ができず陸路のみの運行となった場合は一部料金を返金。

*東京タワートップデッキツアーは荒天・その他の理由により営業を中止する場合あり。予めご了承ください。

●問い合わせ先:株式会社フジエクスプレス 東京営業所

●TEL:03-3455-2211

「東京 芝 とうふ屋うかい」

●住所:東京都港区芝公園4-4-13

●交通:大江戸線「赤羽橋」駅から徒歩約5分

●HP:https://www.ukai.co.jp/shiba/

[photos by kurisencho]

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